甘すぎるよ、お兄ちゃん【東リべ】

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『 わあかっこいい！』




柴崎さんの後を追って隣の教室に行けば、カタカタとミシンで布を縫う音が聞こえる




「 実は私手芸部なの 」




なんて少し照れながら微笑む柴崎さん

裁縫ができる女の子は魅力的だよね、なるほどこれが女子力ってやつなのか



うーん私は全然得意じゃないけど竜くんができるから困った時にお願いすれば別に問題ないよね(？)








『 すごいねえ、私全然こういうのできないや 』




絶対いろんな場面で役に立つよね、もしかして得意な方がいい？？


やっぱり今度竜くんに教えてもらおうかな、いやでも蘭ちゃんが邪魔してきそう。あぶない、やっぱやめにしよ






「 おー見学か？慣れたら簡単だぞー、やってみるか？」





一人で悶々と考えていれば突然後ろから声をかけられる

…うん、ダレ？





「 部長！ 」








ん？部長…？



手芸部部長……？








『 あーー！！女の子侍らせてる優男部長だ！ 』




「 …………… ン？？ 」








ユイちゃんの話に出てきた人だよね！ぜったい！

話題の人に会えてラッキーじゃん、やったね



一人でウキウキしていれば優男くんは引きつった笑顔で困惑していた


あれもしかして人違いした？？？










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