みんな大好き北さんの妹【稲荷崎】

妹思い(？) ページ7

『ん？え、なに？』



再会を果たしたというのに、信介は両手を広げて私の方をじっと見てくる。



北「？ただいまのぎゅー」


『しないわ！』


北「…なんや、お兄ちゃんに会えて嬉しくないん」


『べっつに。おばあちゃんには会いたい。信介は結構どうでもいい』


信介がしゅんとする。

感動の再会的なやつになると思ってたのにアホらしくなってきた。


私達は並んで歩き出した。


北「そういえば東京どうだったん」


『あっあのね！音駒ってとこのレシーブがとにかく凄かった！特に夜久さん！ブロックは黒尾さんって人が凄かった！』


信介はにこっと笑った。


北「そうか。Aが嬉しそうでなによりや。この経験生かして稲荷崎入ったらマネやってや」


「はあ！！？」


「ちょっと侑」


「なに飛び出してんねんアホツム」


『？』


突然大きな声と共に私たちの目の前に飛び出してきたのは、

顔がそっくりな2人と目の細い人。

誰かわからず、信介の方を見ると、信介は普段と変わらない顔をしていた。


北「奇遇やなぁ。侑、角名、治」


一方、侑と呼ばれる人は少し怒ったような顔をしていた。


侑「それよりマネってどういうことですか！？」


北「そのまんまや。Aをうちの部のマネにするんや」


侑「いくら北さんの妹でも考え直してください。練習集中できひんのです」


私全力で拒否られてる。てか顔怖。


角「…やれやれ」


北「…せやなぁ。けどAは他の女子とは違うねん」


治「なにが違うんですか」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　

　
　
　
　
　
　

　
北「他の女子より、500倍かわええ」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　


　

侑&角&治『「「「は？」」」』

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