みんな大好き北さんの妹【稲荷崎】

東京　 3 ページ27

　
そして着いた音駒高校。


木「ヘイヘイヘーイ！！やってるかーー！！」


赤「木兎さん、落ち着いてください」


赤葦が早速木兎の制御に移るが、効果はなく木兎は騒ぎ始めた。


木「やっぱでっけー体育館っていいな！！部活終わったら3対 3やろーぜー！」


黒「はあ…随分と急だな」


赤「黒尾さんすみません」


黒「いやいーのよ、こんな先輩を持つとお前も大変だな」


赤「いえ……あれ、Aは？」


木「あ、ホントだ」


黒「……A？」


黒尾はAの名前に反応するが、その時。


『ちょォォォッと！！はっっっやいんだけど！！！なんっっで加減を考えないかなぁ！！こちとら陸上部でもなんでもないわけ！！！！』


木「いやーすまんすまん」


赤「ごめん」


梟谷コンビは謝るが、音駒はというと。


研「あ、Aだ」


夜「げっ！お前！え！」


黒「マジかよ」


リ「ん？誰ですか？この人」


『って！孤爪！夜久！黒尾！福永たちも！』


夜「久しぶりだなー！」


研「なんで帰って来たの」


『ちょっとみんなに会いたくなっちゃって』


黒「ん」


夜「嬉しそうだなぁ〜黒尾？」


黒「うるさい夜久」


リ「無視しないでくださいよ〜誰ですか？この人」


リエーフが少ししょげ気味に聞く。


研「…この人、リエーフより上手い人」


黒「それは全員に当てはまるだろ」


リ「酷いっす！！！てかこんなちっちゃい人が上手いんですか？」


『んだとてめー私身長165もあっぞ』


夜「そうだ、165“も“あるんだぜ」


リ「まあ俺は193ありますけどﾄﾞﾔｯ」


『……身長なんて関係ない！ほら！部活再開だ！』


黒「いやそれ俺が言うんだけど」


そんな穏やかな再開があってから、音駒はすぐに部活を再開した。

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