伊達工、鉄の猫被り現る

鈍感 ページ26

ー二口サイドー

『あっちょっと！』

何か言いたげなAを残して俺は走った。




　
　
　
　
　
　
　


　
　
いやマジでありえねーあそこまで言って気づかないもんなのか？

アイツ鈍感…いや鈍感なんて可愛いもんじゃねーな…
　
　
　
　
馬鹿だアイツ。馬鹿だ馬鹿馬鹿。
　
　
　
　
アイツがどんな勘違いしてるかわかんねーけど絶対馬鹿なこと思ってんだろーな。
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
てか俺がもっと攻めればいいんじゃ…
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
いーやゆっくりだ！
　
　
　
　
　
　

もし俺が焦って振られるなんてことはあっちゃいけねー。なんかプライドが許さん。
　
　
　
　

　
　
　

　
　
つーかなんだよ、なんで地球の話をし出したんだよ。
　
　
意味わかんねーよアイツどんな勘違いしてんだどんなけ馬鹿なんだ。
　
　
　
　

　
月が惑星だからか？もし、俺の月綺麗発言で話題を繋げるとしたら

「綺麗と言えばさー！」

だろ普通はそうだろ。
　
　
　
なんで惑星繋がりなんだよ。なんだ太陽に地球が130万個入るって。知りたくもねーよ。
　
　
　

　
　

　
　
　
　


　
　
　
　
　
これは結構難しそうだわ。
　

　
　
　
　
　
Aを落とすのなんて簡単だって思ってたのに。
　
　
　
　
　
　
　

　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　

気合い入れねーと。
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　

　
「とことん惚れさせてやるよ、A」

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