24人目の恋人【佐久早聖臣】 (ページ33)

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オッサンページ33

NO side

　
　
　
乾杯をしてから数10分。

　
　
もちろん話題が尽きることはない。

　
　
『あー？でぇー？ヒックあんたらぁ〜歴代の彼女ー暴露しようの会ぃぃなんつってぇー』

Aなんてもやはベロベロに酔ったオッサンである。

侑「あぁい！俺からぁ〜」

治「ツム飲み過ぎや」

侑「サムももっと飲めやァ！」

治「うわめんどくさ」

『佐久早ァ！てめっなに寝てんだあー？私ゃこんなクソ野郎よりあんたの彼女知りたいんだけどぉー』

佐久早は露骨に嫌そうな顔をする。

その頬はほんのりとピンクに色付いていた。

佐久早「いるわけねーよんなもん」

『ヒックいやいやあ？高校とかでさぁー？華かか？ん？華やや…華やかしい青春をさぁーぁ！？』

佐久早「飲み過ぎだっつーの。ほら水」

『やだあ！！やっさしぃぃ』

佐久早「抱きつくな早く飲め」

『酒を？』

佐久早「水っつってんだろ」

Aがゲラゲラ笑う。

その横では侑と治が和やかに戯れあっていた。

そしてもう1人。

　
日向「佐久早さぁん〜もっとお酒欲しいれすよお」

佐久早「…日向？」

日向「なんれすかあ？へへっ佐久早さんは面白いなあ〜」

侑と治が異変に気づいて振り向く。

侑「翔陽…くん？」

治「まさか酔って…」

日向「えっへへ〜酔ってまへんよお〜」

佐久早「いや絶対酔っ『ぎゃあああぁあぁぁぁ！！！日向かぎゃんかわじゃねーかぁぁぁぁあ！！！！』

治と侑の間に顔を出すA。

2人は怪訝な顔をした。

侑「誰やこんなオッサン連れてきたの」

治「ツム。よう見ろ、Aちゃんや」

侑「ったく…」

佐久早「木兎は寝てる」

侑「まだマシやこいつよりは」

佐久早「言えてる」

治「んじゃあお開きや。誰かAちゃんと日向に水飲ませてやって。俺片しとく」

侑&佐久早「「わかった」」