検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:28,676 hit

入寮者 ページ3

『ハァハァっ速すぎだろ…!』



流石にバレボーの選手…脚力と筋肉が違う…



そう、筋肉。筋肉が全く。けしからん筋肉だなぐへへ。



じゃなくて!追いつかないといけないのに何あの人!ちょっとくらい止まれ?



こっちは精神的に色々キツいっつーのに。



『おーーい!!今日から私キミらの寮で一緒に住むアラサー女ですよコノヤロォォちょっとは止まれ!!』



無視して走り続ける青年。



こうなったらプランBだ。



追いつくのを諦めてとりあえず着いていく。



とりあえず寮に着ければいいのだし、これでいこう。



そんなことを考えていたら、10数メートル先にいる青年が止まった。



そうか。ここが寮なのか。



青年はドアを開けた。



やばいこれ閉められたら終わる。入れさせてもらえなくなる。



私は全速力で走って閉められようとしたドアを止めた。



『おっ…はぁはぁ、お邪魔します…』



青年が私を見て眉間の皺を寄せた。



そして中に向かって声を上げた。



「おいお前ら。ストーカー」



するとすぐにドカドカ音が聞こえて



「どこやねんんん!!成敗やァァァ!!!」



「おみおみは俺が守る!!!」



「いやここは最年少の俺が!!」



「こいつ。勝手に中に入ってきた。警察呼んで」



『ちっげーよバカ!!さっきから言ってるけど入寮者だっつーの!!監督から何も聞いてないの!?』



金髪の人が私を睨んで威嚇する。



「あ"ーん?入寮者なんて聞いてるわけ…あ聞いてるわ」



「聞いてますね」



「そーいやー言ってたようなー!」



「は?こいつなの?」



『ほら!!まあいーや。名前は狛井A。よろしく』

設定→←青年



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (80 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
250人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:パエリヤさん | 作成日時:2023年8月20日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。