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鴎台編 1 ページ11

______…………





「…誰だお前…不法侵入?」



『はい!!』



「…」





遡ること2日前。






母「A〜ちょっと来て〜」



私が自分の部屋で本を読んでいると、リビングにいる母に呼ばれた。



いいところだったのに…と少し名残惜しい気持ちに蓋をして、母の元へと向かう。



『どうしたの?』



リビングには母と父が並んで座っていた。



母「あのね、私達明日から長野へ行くの。多分2週間くらいかなぁ」



『え!?なんで!?』



父「出張だよ、出張。うちの会社は多いんだ」



『はぁ…』



母「だからこの家留守になっちゃうの。って言ったら信介が」



そこまで言うと母はスマホを取りだして私に突き出した。



[A?Aいるん?]



画面には「信介」と「通話中」の文字が。



[流石に東京で1人は危なすぎる。だから兵庫帰って来てや。な?]



げっ。面倒くさッ!



[お兄ちゃんの睡眠時間がどんどんなくなってまうわ]



『いや寝ろ?変なとこでシスコン発動やめてくんない?』



[ほら帰ってきてや]



『生憎だけど私、長野着いてくから』



[え?]



『んじゃバイバイ信介』



[待っ『元気でねー』



プープーとスマホの音が部屋に響く。



母と父は苦笑いで私を見た。



母「…大丈夫なの?」



父「それに着いてくって…」



『大丈夫!あと私、長野で見たい高校あるから!』



私がそう言うと、母と父は呆れたように笑った。



母「相変わらずね。Aは!」



父「荷造り急げよー!」



よし!これで念願の長野旅ができる!
























待ってろ鴎台!

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もな - こんにちは、一度イメージ画像をかかせてもらったものです。ふと思い出したのでもう一度かかせていただいてもよろしいですか? (5月3日 21時) (レス) id: 643fc521fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パエリヤさん x他1人 | 作成日時:2023年7月23日 20時

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