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「俺に出来ること、ない？」
「友将に...?」
「名前が泣き止むこと、俺に出来ることに限るけど」
ははは、と困り笑いをしてこちらを伺う友将に、緩んだままの涙腺をそのままにううんと唸る。
言って、いいのだろうか。
口を開きかけ、思い直して押し黙る。
友将は私の答えを待っているようで、真っ直ぐと目を見つめていた。
泣き顔まで晒してるんだ、今更恥ずかしいも何も、ない。
一度だけ深く息を吸って、「あのね」と話を切り出した。
「...笑わないで、ね？」
「おう、笑わない」
言ってみ、とさらに後押しされ、振り切るように声を張った。
「ぎゅって、したい、な...！」
思わずぎゅっと目を瞑って、そう言うと「そんなんで、いいの...?」と疑問を含んだ問いが返ってきた。
恐る恐る目を開ければ声色通りはてなを浮かべた彼が居た。それに私は首を縦に振って答えた。
「じゃあ、ほら」
「...いいの？」
「言ったろ？俺に出来る限りならするって。これで名前が笑顔になるなら、する」
そう照れたように顔を背けながらも、「ほら、来いって」と言ってくれる彼を見て、なんとも言えない幸せがまた降ってきて、ゆっくりと顔を近づけ背に手を回した。
あたたかい。思った通り彼は温かかった。
彼の香りと体温に包み込まれて。
何だかとても安心した。
「これぐらいなら、いつでもいい」
「え...?」
「したくなったらいつでも来て、なんでもいいから。苦しかったり、寂しかったら俺が抱きしめる。」
「...ほんと？」
「だから、もっと頼れって」
「...ありがと」
私の心の拠り所
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ミナ - お返事ありがとうございます!此方こそいきなりスミマセンでしたm(__)mはい!全然急ぎでは無いので大丈夫ですよ(*^_^*)いつも楽しく見させて頂き有難うございます! (2016年9月15日 17時) (
レス) id: 2806de172c (このIDを非表示/違反報告)
篠崎 牡丹(プロフ) - ミナさん» ミナさん、再びのコメントありがとうございます！了解いたしました。またお時間を頂きますがお待ちいただければと思います！ご期待に添えるよう尽くしますのこれからもよろしくお願い致します。 (2016年9月15日 15時) (レス) id: 36ed8eb340 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 遅くにスミマセン（泣）今また見ててこの先が凄く気になりリクしたくなりました！このお話の続きを書いて頂けないでしょうか?どちらと結ばれるかは牡丹さまにお任せします!全く急ぎでは無いのでお願いできますか?修羅場等入ってたら嬉しいです! (2016年9月15日 2時) (レス) id: 8be0271ad6 (このIDを非表示/違反報告)
篠崎 牡丹(プロフ) - 咲龍さん» 咲龍さん、コメントありがとうございます。一気に読んで貰えてとても嬉しいです。リクエスト承りました！順次消化させていただきますので、気長にお待ちいただければと思います！よろしくお願い致します。 (2016年9月14日 11時) (レス) id: 3c506cdcd8 (このIDを非表示/違反報告)
篠崎 牡丹(プロフ) - ミナさん» ミナさん、お久しぶりです。遅くなりましたが、喜んでいただけたようで一安心です！書いてて、ツイン組の取り合いは高度だなと思いました笑。なんというか、計算高いイメージです。こちらも書くのが楽しかったです！リクエストありがとうございました！ (2016年9月14日 11時) (レス) id: 3c506cdcd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠崎 牡丹 | 作成日時：2016年8月25日 23時
