理事長からの話 ページ37
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＿ｺﾝｺﾝｺﾝｯ
A｢エコノミークラスの藤井Aです｣
1日の授業が終わり、
光輝にダンスは少し遅れてから行くことを伝え
理事長室へ来た。
＿ｶﾞﾁｬ
服部｢どうぞ、お入りください｣
A｢失礼します｣
中へ入るといつも通り、
理事長は和菓子を堪能しているところだった。
服部｢成瀬くんは...｣
A｢今日は話だけとお聞きしたので
勝手ながらバイトを優先してもらいました｣
服部｢そうですか...｣
A｢...それで話というのは？｣
理事長｢これです｣
そう言って差し出された冊子。
A｢...PRINCE合宿？｣
服部｢彼らには今でも十分に王子としての素質はありますが
合宿で絆を深め、更に向上してもらうのが目的です｣
理事長｢そこで貴方と成瀬くんにも参加してもらいます｣
A｢...はぁ？！｣
服部｢これは合宿のスケジュールと王子の資料です｣
A｢いや、分厚い！｣
そう言って差し出されたのは
合宿当日のスケジュールはもちろん、
王子達に関してのデータまでビッシリ書かれていた。
A｢...って来週?!｣
理事長｢はい♡｣
A｢しかも１ヶ月って...学校は？！｣
服部｢授業に出ない分課題もしっかり出しますので｣
そう言ってにっこり微笑む服部さん。
...私は今、アナタの笑顔が怖いです。←
服部｢では藤井さんはこれを王子達に...
これを成瀬くんに渡して下さい｣
A｢...まじか｣
...やっぱりこの秘書かなり鬼畜だわ。
分厚い資料2部と王子達への資料...。
来た時よりも遥かに重たくなった荷物を持ち、
私は光輝達の待つ屋上へ向かった。
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作者名：ちゃそ
| 作成日時：2019年4月21日 20時
