9:MorningGlory32〈Sunset〉 ページ9
雅紀しか座らなかった運転席に私が座り。
雅紀しか握らなかったハンドルを私が握っている。
雅紀のぬくもりがつたわってくるみたいで。
あてもなく何日も何日も泣きながら運転した。
雅紀の名を呼び続けながら。
どのぐらい走って、どのぐらい泣いただろう。
海に沈む夕日をみた。
夕日は海の中に入って溶けてしまうみたいだった。
海は夕日をすっかり飲み込んだ後、キラキラしたラメを織り込んだ
黒い幕を広げた。
もう。
幕は下りたよ。
そういわれてるみたいだった。
ナポレオンは私の腕の中ですやすやと寝ていた。
ナポレオンの体を撫でながら言った。
「もう。帰ろうか。」
ナポレオンは顔上げ、私の唇をペロペロと舐めた、
私は雅紀がくれた結婚指輪を箱にしまい、車のダッシュボードに入れた。
ＣＤをかけた。
雅紀が聞いていたＣＤが入ったままだった。
車内に、私と雅紀が大好きだった曲が流れた。
10:MorningGlory41〈ずっとあなたを待っていた〉→←8:MorningGlory31〈引き裂かれた私達〉
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PP(プロフ) - ゆーなんぴー♪様コメントありがとうございます＼(^o^)／更新遅いですけど、時々遊びに来てください！頑張りますわ☆ (2014年7月27日 16時) (
レス) id: 833a9907ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆーなんぴー♪ - 初コメです！Lovesituation大好きです！更新がんばってください！(｢･ω･)｢楽しみにしてます！ (2014年7月27日 11時) (レス) id: 8204ed6687 (このIDを非表示/違反報告)
PP(プロフ) - ナンシー様いらっしゃいませ。コメント有難う！もっと毒づかれるかと想ってました(笑)お互い方向性が違いますものね。読んでくれて本当に有難う！ (2014年6月16日 22時) (レス) id: 833a9907ff (このIDを非表示/違反報告)
ナンシー・ハジェンズ(プロフ) - 私には真似できない技術がいっぱいありますね(´д｀|||) 何かは書く気がありませんが、目標が明確になった気がします。優しいタッチの文がいい感じです♪ (2014年6月16日 22時) (レス) id: 5c4ab849ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PP | 作成日時：2014年6月2日 22時
