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# me
斗愛が3歳になった。
おむつも取れて、歩けるようになって、よくここまで成長してくれたなって、我が子なだけに嬉しく思う。
顔は顕嵐に似てくれて、とにかく可愛くて、自分の娘じゃないみたい。
自我が出始め、言葉も前より話すようになってくれたけど、困ったことが。
「ママ〜、ぞうさんっ」
「ん？」
キッチンのコンロを止めて、耳を傾ける。
ペタペタと、走ってくる音が聞こえるから、急いで駆け寄ると、
「ちょっ！斗愛！」
「ぞうさんっ」
目の前には、クレヨンを片手にご機嫌な斗愛と、革のソファーに大きく描かれた象の絵。
「斗愛、ママこっちの紙に書いてって言ったよね？」
慌てて、抱き起こしてソファーから離す。
「んん〜、ぞうさんっ」
「ソファーに書いたらダメだよ、」
「ダメ？なんで？」
何でって言われても…。
「このソファーは、パパがおしごと頑張って、みんなが座れるようにって買ってくれた大事なやつなの。
汚したらダメなんだよ？」
「えぇ〜、斗愛、汚してないもん。ぞうさん、書いただけだもん」
その時、
「ん〜、斗愛、どうした〜」
書斎で仕事をしていた顕嵐の登場。
私たちの声が聞こえたんだろう。
「ママがね、斗愛のぞうさんダメって。
ソファー、汚しちゃダメって」
私から離れ、顕嵐の元へ駆け寄る斗愛。
「ソファー？……あ」
顕嵐は慣れたようにギュッと受け止めながら、ソファーに描かれた絵を見つめる。
「……斗愛？このぞうさん、斗愛が描いたの？」
「そうだよっ」
なんか、顕嵐の聞き方が優しいからか、斗愛、嬉しそう。
「上手に描けたね。斗愛は絵が得意なのかな？」
軽々と持ち上げ、斗愛を満面の笑みで抱える。
「パパ、ありがとう」
完全に二人の世界。
顕嵐はそのまま斗愛を抱っこして、部屋を出ようとする。
斗愛の顔を見つめていたら、
「ママきらいっ、パパ、すーきっ」
「っ…」
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りりちゅん(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！完結してしまうのはとても寂しいですが応援しています！ (2017年5月25日 1時) (
レス) id: c321fe6a1f (このIDを非表示/違反報告)
踊れる人大好き芸人(プロフ) - nnm2000さん» 応援ありがとうございます！頑張ります！ (2017年5月17日 21時) (レス) id: 698c405fce (このIDを非表示/違反報告)
nnm2000(プロフ) - くすぐったくてキュンキュンします…頑張ってください！！ (2017年5月16日 19時) (レス) id: 432ef5cf0a (このIDを非表示/違反報告)
踊れる人大好き芸人(プロフ) - ゆうなさん» コメントありがとうございます。褒め言葉として受け取って、邁進します！（笑）本当は書いてる方も恥ずかしいのですが、徐々に慣れました…。 (2017年5月15日 14時) (レス) id: 698c405fce (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 読んでるこっちが恥ずかしくなる！頑張って下さい！！！ (2017年5月15日 11時) (レス) id: 9b29f9a6ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2017年5月5日 20時
