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「宮近、久しぶり。」
「いつぞやのキャッチボールの山本じゃないか。」
「なんだよその覚え方。」
男同士、笑ってる。
「ほんとに付き合ってないの？」
夕実に、コソッと聞かれた。
「ちがうよ。今日は顕嵐と3人で来たの。」
「顕嵐くん？懐かしい、どこいるの？」
「さあ。」
私が答えると、夕実は何かを考えた様子で、
「…探しに行きなよ、
今思い出したけど、
Aは顕嵐くんのこと、好きじゃなかった？」
「え？」
「A、なんか宮近くんといつも一緒にいるけど、目線はしょっちゅう顕嵐くんだった。」
「うそ、」
私そんな前から、無意識に…。
「行きなよ、
今も好きなんでしょ？
花火、クライマックス終わっちゃうよ？」
夕実に言われ、
海斗の方をチラッと見る。
まだ山本くんとゲラゲラ楽しそうに笑っている。
「また戻ってくるから。」
そう言い、夕実に手を振る。
「戻らなくても大丈夫。
携帯あるから後で宮近くんとも合流できるでしょ。」
なんて笑う夕実を背に、
私は元いた場所に走って戻った。
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machabon2(プロフ) - こっちの顕嵐くんも好きです。一気に読みました。更新楽しみにしてます (2016年12月2日 5時) (
レス) id: e9d8e8e24b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2016年11月30日 23時
