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鬼「もっと……もっと喰わせろ!!!!」
『…水の呼吸。参ノ型。流流舞い。』
私は、何度も技を出し鬼の攻撃を避けた。
鬼「まだ…まだだ。まだ喰い足りん!」
『…ほんっと…しつこいな。』
しのぶから変な事を言われてから頭の中がぐちゃぐちゃだ。
恋だなんて馬鹿馬鹿しい。
なんで私があんな奴を好きにならないといけないんだ。
あんな…馬鹿で、アホで…
意味わかんねぇことを真顔でベラベラ喋る奴を…。
散々、私に好きだ好きだって言いやがったくせに、
なんで…全く会いに来なく…なったんだよ。
そしてなんで私は、そんな奴を心配してんだよ…。
人の話なんて聞きやしないクソ長男を…!
『…っ!!』
私は目からこぼれ落ちそうな涙をぐっと堪えた。
鬼「ぶっ殺してやる女ァ!!」
鬼が私に襲いかかると同時に、私は刀を強く握り、技を出した。
『水の呼吸。壱ノ型 …水面斬り!!』
鬼「グァァァァ!!」
『…。』
何とか鬼の首を斬り、刀を鞘に納める。
『…早く…早く会いに来いよ…ばか炭治郎…』
瞳から涙がこぼれた。
会いたい…。
早く会って…いつもみたいな笑顔が見たい。
ほんとにどうかしてる…。
あいつに会いたいだなんて…。
『…はぁ…帰るか…。』
私はゆっくりと町を出ようと歩き出した。
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作者名:葉紅 | 作成日時:2021年7月15日 1時