長男の想い人第2章【竈門炭治郎】 (ページ18)

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日下部「今、なんとおっしゃいましたか。」

男の気配が急に変わった。

『…え？』

日下部「…炭治郎…というのは、あなたの連れですか？」

冷たく、狂気に満ち溢れた気配になった。

『…そ、そうですけど…。』

ｸﾞｯ…

『痛っ…！』

男が私の手をとても強い力で握り締める。

日下部「…そうですか…。」

ｶﾁｬｯ

『…え？』

男が突如、懐から小刀を取りだし私に斬りかかった。

ｻﾞｼｭｯ

『…っ！』

男は問答無用で私の腕を斬りつけた。

『…ど、どういう、つもりだ！！』

日下部「僕というものがありながら、他の男の名前を呼ぶとは…許せない…許せない…！」

『…くっ…！』

腕からの出血が止まらない。

日下部「…君は僕のものだ…僕のものだ！！」

男はそう言いながら私の腕や体を何度も何度も斬りつけた。

『…っあぁ…！』

出血が多く段々と意識が遠くなっていく。

女「きゃー！！」

男「おい！君！やめないか！」

日下部「………いやだなぁ…。皆さん大袈裟ですよ。これは躾です。」

完全に意識が途切れた私を日下部が抱き抱えた。

日下部「僕の妻がお騒がせして申し訳ない。それでは…僕達はこの辺で失礼します。」

私は日下部という男に運ばれ、そのまま繁華街の外へと足を運んだ…

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～オリキャラ紹介～

・日下部司(くさかべつかさ)

・かなりの女好きで、一度好きになった女は何がなんでも手に入れる。

・かなり惚れやすい男。

・顔はかなり整った顔をしており、街の女達は彼を見ると必ず惚れてしまう。

・独占欲の塊です。