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『…実は…無惨に襲われてそれからずっと洞窟の中にいた。』
炭治郎「…!それは本当なのか?」
みんなが驚いたように私を見た。
『うん。竈門と別れてから家に帰ってる途中に襲われた。』
炭治郎「…やっぱり俺があの時追いかけていれば…!」
『お前のせいじゃないって。』
義勇「無惨に何かされたのか?」
『頭を殴られたくらいで、今はもう大丈夫です。』
しのぶ「念の為後で、蝶屋敷に行って治療しましょう。」
『うん。ありがとうしのぶ。』
義勇「無惨に殴られた他にも怪我してるが、その怪我はどうしたんだ?」
義勇さんは心配した様子で私の怪我を見た。
『これは…木葉にやられました。』
しのぶ「…!会えたんですか?木葉さんに。」
『会えたよ…。やっと会えた。』
私は洞窟で木葉に会ったことや木葉が完全な鬼になっていたこと…、そして、木葉の首を斬ったことをみんなに話した。
義勇「…そうか。辛かったな。」
『…はい。でも…後悔はないです。ちゃんと木葉を送り出せました。』
しのぶ「…そうですか。」
義勇「疲れただろう。蝶屋敷に行って少し休め。」
『…はい。ありが、とう、ございま、、』
バタッ
炭治郎「A!!」
急に体の力が抜け、私はその場で意識を失ってしまった。
しのぶ「出血の量が多い…。炭治郎くん、急いで蝶屋敷に運んでください。」
炭治郎「は、はい!」
私は意識が遠のいていく中、炭治郎の腕の中でゆっくりと眠りに落ちた。
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作者名:葉紅 | 作成日時:2021年7月15日 1時