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・49【炭治郎side】 ページ2











Aがいなくなってから数日後…俺は毎日、義勇さんの所に行った。









炭治郎「まだ、帰ってきてないですか…?」









義勇「あぁ…」









Aがいなくなったのは俺のせいだ。









炭治郎「すみません、義勇さん。俺があの時無理やりでも追いかけて、Aを止めていれば…。」









義勇「いや。炭治郎のせいだけじゃない。俺にも責任はある。あいつの師範でありながら、あいつの気持ちを全く理解していなかった。」








義勇さんはあれから全然寝ていないようだった。









目の下にクマが出来て、ぼーっとすることが多くなった。








炭治郎「俺、もう1回山の方探してきます。義勇さんは少しでも寝ていてください。」








義勇「いや、俺も行こう。」









炭治郎「だめです。義勇さんが倒れたら、俺がAに殺されます。」









俺は義勇さんを説得してあの時の山に向かった。





























炭治郎「やっぱりいない…か。」









俺はあの時のことを思い出す。









あんなAの悲しい顔を俺は、見た事がなかった。









Aを救いたかったのに、結局Aを傷つけて追い込んだ…。









炭治郎「俺…最低だ…。」









あんなに愛おしくて、大好きなAに…









俺はもう会えないのだろうか…。









善逸「いた…!炭治郎!!」









炭治郎「善逸!伊之助!」









山の中で善逸と伊之助に出会った。









炭治郎「どうしたんだ?」









善逸「俺らもAちゃん探しに来たんだよ。」









伊之助「A次郎なら俺様が見つけてやるぜ!」









2人とも、Aのことが心配で仕方ないんだろう。









善逸も伊之助も寝不足でかなり疲れているようだった。









炭治郎「必ず見つけよう。」









善逸「当然。」









伊之助「当たり前だ!!」









俺たちは何時間も山の中でAを探した。









しかし…









善逸「Aちゃんの音全然しないんだけど。」









伊之助「この山、あいつの気配すらないぜ。」









俺の鼻と善逸の耳、そして伊之助の感覚を使えばきっと見つかる…









その考えは少し甘かったようだ。









炭治郎「一体どこにいるんだ…A…。」









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作者名:葉紅 | 作成日時:2021年7月15日 1時

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