吸血鬼の私と狂愛王子

変わらない朝 ページ42

『はぁ…ほふぅ…』

少しあくびをして、目が覚めた

時計を見ると7時23分

『あ…ごはん…』

深い眠りに入っていて、いつもより起きるのが遅くなってしまった

みんなのごはん作らなきゃ

急ぎ足でリビングに行くと

ガチャ

ななもり「あ、おはよう！」

るぅと「おはようございます！」

さとみ「おはよ、よく眠れたか？」

笑顔で三人が挨拶をしてくれた

『おはようございます。お陰さまでよく寝れました』

るぅと「なら良かったです！」

さとみ「あー、ご飯勝手に作っちゃったけど、よかった？」

え？凄い！

『すみません、寝坊してしまい…！作ってくれてありがとうございます』

ななもり「Aちゃん、早起きだよ？ここに居ない三人はまだ寝てるし」

『そうなんですね』

さとみ「前まではいつも5時くらいに起きてたけどなw」

るぅと「そうですねwきっと心地いいんですよ」

『よかったです』

ここが心地いいって思ってもらえて嬉しかった

ななもり「今日も飲む？」

服をペラっとめくり、聞いてきた

『おn((さとるぅ「なーくんずる〜い！」 え？」

いやいや、吸われるのって痛いんですよ？傷も2日くらい残っちゃうし…

ななもり「俺はずるくないです〜！Aちゃん、俺のがいいよね！？」

るぅと「いや、僕でもいいですよね？なーくん細いからすぐに血が無くなっちゃいますよ？」

確かに…脱いだ時細くて綺麗だなって思った

ななもり「るぅとくん、地味に傷ついた…」

あ、コンプレックスだったんだ…

『あの、ななもり1人だけだと毎日三回の食事では大変だと思います…』

さとみ「だよなぁ…」

納得するように頷くさとみ

ななもり「でもさぁ！俺はAちゃんに命かけるよ！？」

『や、やめてください！俺なんかに命かけてもいいことありませんよ！』

ななもり「いーや、やめない！Aちゃんと一緒にいれれば良いんだもん！」

るぅと「なら、別になーくんのだけ飲まなくてもいいじゃないですか？」

ななもり「Aちゃんを俺だけの人にしたい！」

さとみ「駄々っ子かって」

ガチャ

莉犬「おはよ、随分と賑やかだね…」

苦笑いをして椅子に座る

莉犬「A、これどんな状況？」

『カクカクシカジカで…』

〜〜〜

莉犬「うん、なーくん諦めよ。流石に1人じゃ無理だよ」

ななもり「りっさん…！わかったよ！」

莉犬がななもりを一言で納得させた(流石です)

ななもり「じゃあ、分担でOK？」

『ちょまっ…！』

さとりいるぅ「OK！」



こうして、分担されることになりましたとさ。

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