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「博士、博士、！」
ゴールドの髪が離れていく、私と同じ翡翠色の目が笑った気がした。
「はか、せ、」
「待って、まってってば、」
『オンディーヌ、ダメだ』
「どうして、ねえどうして、
おいてかないで、」
瞬間、こぽり、と、大きな泡が私の頭上を通過していく。
いつの間にか海の深いところへと来て、挙句波に攫われてしまったらしい。
博士の幻覚が見えなくなった、とここでやっと状況を理解した。
魚達が傍まで来て頬を撫でる。
水面の先にある月光がきらきらと揺らめいて、なんて綺麗だろう、と、
……馬鹿みたいだ、この歳にもなって溺れてしまった、訓練は受けてたのに、なんて無様だろう
私の腕を掴む手があった
でもそれは
彼よりもずっと日焼けしていて
でも大きな
綱海side
「翠、翠しっかりしろ！！」
「…………」
彼女の行動は、あまりに突然だった。
いや、元々そう言った前兆はあったのかもしれない、分からないが、彼女は話の途中もずっと海の方を見ていたのだ。
悲しかった、俺は凄く本気だったのに、確かに彼女は悲しそうだったし、話は聞いていたのだろうが、それでも俺とはずっと違う所を見ていた気がした。
名残惜しくて頭を撫でたまでは良かった、問題はそこからだった。
彼女はいきなり海の向こうへと何か呟いたと思いきや、呆然と、導かれるように席を立って誰にもバレないように気配を消して宿を去った。
夜光貝の伝承の様に。
当然心配した、もしかして罪悪でも感じたのだろうか、何か思うことがあったのではないか、俺は彼女を追った。
宿を出て見たのは、彼女が海に入っていく様子だった。
「翠、息してくれ、」
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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - あかいりんごさん» あかいりんご様、閲覧及びコメントありがとうございます！とっても嬉しいです！！更新は停滞気味ですが気長に待って頂けるとありがたいです！！ (2021年3月31日 22時) (
レス) id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
あかいりんご(プロフ) - コメント失礼します。昔から見ててずっと探してました！言葉選びが凄く好きです！応援しています！ (2021年3月30日 20時) (レス) id: 089acdd5f5 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ございません、こちらは存じてないです。完全なる自己満足の駄作なので合作する予定も今後もないのです……。ご不快にさせて大変申し訳ございません……！ (2021年3月17日 0時) (レス) id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 後、トラスフォーマープライムは知ってます？ (2021年3月16日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月16日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時：2021年1月26日 21時
