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瞳子side
「……その子、どうしたの」
「───ああ、」
「同じことをしている」
貴方と。
そう言われて、この子はこんな危ない職業に就いていても、やっぱり人間としての情を捨てきれないのだろうな、と悟ったのだ。
私の父は孤児院を経営していた。
お日さま園、私が勧めた、飛行機事故で息子が亡くなったショックで立ち直れなかった父を私は見ていられなかったのだ。
「似てしまったのかな、貴女に」
そう言って笑う白鯨。
その傍、銀髪の少年は5,6歳くらいで、出会って数十分くらいしか経っていないだろうに、既に懐ききっているように見えた。
「拾ったの？」
「ああ、見て分かる通り外国人だ」
「……日本語は？」
「全くと言っていい程」
今仲間に頼んで身元を調査中だと。
「発音から見てインドのどこかしらかその周辺だろうな」
生憎ヒンディー語はかじった程度で、と言って肩を竦める、謙遜だろうなと思った。
「方言だろうとこちら側は目星を付けているが、それにしては地域が全く絞れないんだ。
この反応でやっと
インドを飛んでヒマラヤ山脈かもしれない、地域は分からないが他国の言語の影響を比較的受けてないあたり相当古い民族の1人だろう」
宗教とか分かれば少しは手掛かりがあるかもしれないんだが、と少し遠い目をした。
言葉だけでそこまで分かれば十分凄いものだ、相変わらずの冴えに感心しながらその彼に目を向ける。
正直、どう接していいのか分からなかった、そのくらいその幼い少年は既に彼女に懐ききっているように見えたし、何ならばその他を警戒しているように思えたのだ。
近付くと、その子は彼女の脚に引っ付いて、初対面の私にさえ憎々しげな表情を見せた。
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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - あかいりんごさん» あかいりんご様、閲覧及びコメントありがとうございます！とっても嬉しいです！！更新は停滞気味ですが気長に待って頂けるとありがたいです！！ (2021年3月31日 22時) (
レス) id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
あかいりんご(プロフ) - コメント失礼します。昔から見ててずっと探してました！言葉選びが凄く好きです！応援しています！ (2021年3月30日 20時) (レス) id: 089acdd5f5 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ございません、こちらは存じてないです。完全なる自己満足の駄作なので合作する予定も今後もないのです……。ご不快にさせて大変申し訳ございません……！ (2021年3月17日 0時) (レス) id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 後、トラスフォーマープライムは知ってます？ (2021年3月16日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月16日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時：2021年1月26日 21時
