失楽のウンディーネ 3【イナイレ】 (ページ33)

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「分かった(ok.)」

「アリサ上よッッ(The top has, Arisa, her!)！！」

「ッ！」

3発撃つ、2発は彼女に撃ち、もう1発は末席の肩を撃ち抜いた、首席に当たったのは1発のみだった、当たったのは右足だ。

「なんて精度なの(What is it precision)！？」

「次席の癖に(In spite of the next seat)……！！」

そう言って首席は背負っていた短機関銃2丁───ペーペーシャ・ソーラクアジーン(PPSh-41)だろうか、よく残ってたな───を私に撃つが、一丁分凹ませた銃口付近が暴発する。

右で装備していた銃弾は問題なく発砲された、私は拳銃をホルスターにしまい、それを短刀で受け流す、35発、箱型弾倉なのだろう。

彼女は驚いて一丁を暴発した反動で怪我をした左手でそれを海に捨てた。

末席が私に攻撃しようとしたのでその拳銃を2発撃って壊してやる。

首席はその間に体勢を立て直し、弾倉を入れ直してからもう一度私へと撃つ、素早く地面に転がり、多少掠ったが殆どを流した私を見て不快な顔をする彼女にニッと笑ってやった。

肩を撃たれた末席が近くに居たので足元に威嚇射撃しておき、素早く弾を入れて首席に2発叩き込むと、彼女は楽しそうな顔をして私へと突進する。

受け流す、勢い余って通り過ぎる彼女を横目に拳銃の弾を入れ直す、2発分。

もう一度向かって、今度はまた短機関銃を向ける、が、その方向は私とは違う方向だった、嫌な予感がする。

短機関銃に6発銃弾を叩き込んで暴発させてから咄嗟に振り向くと見覚えのある特徴的な髪型だった。

途端に顔から血の気が引く。

「しまった、」

「今だミシェル(It is now,Michel)ッ！！」