きみが心に棲みついた

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あれの後、飯田さんにズバッと言われた。
ばかだねえって、綺麗事ばっかりうざいってね。


「シゲ、私のお母さんに会ってきて話してきた」

加藤「おお、成長したな、」

「上から目線やめて、ふふ」


実家に行ったことを話した。


加藤「増田さんかばったってほんと？」

「かばってないよ、」

加藤「別れよう」


別れる、…なんで。


「なんで…」

加藤「Aは俺のことが好きなんじゃない、ただ依存しているだけなんだよ。」

「依存…」


私たちはあっけなく終わった。

こんなに好きなのに、恋してるのに…なにがいけなかったの、


「…うぅ…すきなのに、」



..

まりあ「おはよー！A、シゲちゃんとどう？」

「あ…別れたの、」

まりあ「私が余計なこと言っちゃったからかな、…でも、休まないのえらいね、」

「加藤くんが悲しむかなって思って…」


別れたことをまりあと相川さんに話した。
テキパキと仕事をこなした。


誰かが増田さんと親しい仲の人はいるかと聞いていた。

言ってなかったけど、増田さん会社やめたらしい。

増田さんのお母さんに会って、末期ガンだと言われた。
最期でいいから、私は増田さんがお母さんに会って欲しい、と頼んだけど
プツッと電話が切れてそれから繋がらなかった。


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