二十六 ページ27
状況を整理すると──
街で私が冗談を言ったところ、
千寿郎君が私の為を思って一日弟を提案。
今日一日私の弟になるという約束を
千寿郎君は家の中でも守っていたから、
そこで事情も分からず
私達のやり取りを聞いた煉獄さんのお父さんが
ぶっ飛んだ勘違いを…
『という事ではないでしょうか』
「そういう事ならば、
さっきの父上の言動も腑に落ちるな！」
「すいません…私が一日弟なんて
言い出さなければ…」
『いや！！千寿郎君は悪くないよ！！！
事の発端は私だし、少しの間だけど
弟が出来て嬉しかったよ！！！』
「姉上…！！！」
くぅ〜〜！！罪悪感半端ないけど
涙目の千寿郎君も可愛いっっ！！
『んん…それじゃ、その呼び方もやめようか』
「そうですね…でっでも！」
『？』
「私の事はこれからも
千寿郎と…呼んでいただければ…」
……私の命日は今日なのだろうか
いや、きっとそうに違いない
千寿郎という名の天使が迎えに来たんだ…私を…
『でもね千寿郎君。私もう姉上じゃないから…』
「我儘なのは分かっています！…でも…
私にとってAさんは兄上と同じぐらいに
心が落ち着くお人なんです…！！」
『ブフッッ』
「姉上！鼻から血が！」
『あっごめんね千寿郎君ありがとう…』
貰ったちり紙で鼻の血を拭った
千寿郎君尊いね。
さっき言ってくれた言葉本当に嬉しいよ
でも涙目で上目遣いは
私の精神衛生上よろしくないから
今後は控えて欲しいなぁ…
鼻から出血多量で死ぬのは御免だからね！！
『うーん…でも呼び捨てするのはちょっと…』
「いいじゃないか八鎖少女！」
『いやでも』
「もし俺のところに嫁入りに来た場合、
千寿郎は君の義理の弟になるんだからな！」
『ブッッ！！！！(本日二回目)』
煉獄さんは人を吹かせる天才のようだ！！
その才能、要らないと思う！！！！
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ペン(プロフ) - コメントありがとうございます…！笑っていただけたようで何よりです…！第二章は、話のストックが溜まり次第出す予定ですので…頑張ります！ (2019年9月1日 19時) (
レス) id: 078d4a990b (このIDを非表示/違反報告)
雪月風花(プロフ) - すごく面白いですね!!乾杯のところで笑ってしまいましたwこれからもこの作品見て笑いたいと思います！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年9月1日 18時) (レス) id: 28009c6402 (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます！作品更新の励みになりました…頑張ります！ (2019年8月21日 19時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年8月21日 13時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 風雅さん» 好きと言って頂けるだけで嬉しいです…もう本当に感無量…ありがとうございます風雅さん…！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペン | 作成日時：2019年7月30日 20時
