お前ら私のチヤホヤ人生返しやがれ！！

25話 ページ27

後半が始まってからそれはそれは怒涛の展開が続いた。
白頭くんが変わって面倒臭がらなくなったり
それを阻止しようと久遠が飛びついてレッドカード喰らったり


息を呑む展開だった。
一秒たりとも目が離せない。






そしてー・・・
5-4でチームZが勝った


うおっしゃぁぁぁ！！！と上がる歓声
みんなすごく嬉しそうだ。
分かる、私も嬉しい
だって下僕生活免れた挙句3000万貰えるんだぞ！？！？


勝ち誇った顔で御曹司を見たら目を逸らされた
いや逸らさんでもろて。賭けは賭けだからな！
忘れたとは言わせんぞ！！！


ゴール前で座り込む御曹司の前に立ちはだかる
横には白頭くんもいた




『この賭け私の勝ちだな。言っただろ、チームZが勝つって』



「あぁ、俺の負けだ。金だろ？きっちり払ってやるよ」




『いやいい。別に金は要らん。』



「は？」



『まあ賭けは賭けだけどさ、なんかこの試合見て私お金とかどうでも良くなっちゃった。どんだけ現金貰ってもこんな感動する試合中々観れないんだもん』




輪になって喜ぶあいつらの方を見る
思いもよらない私の発言に2人は目を丸くしていた。






「！！！おまえー・・」














『と、ここで正規ヒロインならこう言うところだが生憎私は邪道ヒロインなんでな。金利手数料込み6000万で手を打ってやろう。あ、私の口座番号はねー・・』






「めちゃくちゃ図々しいじゃねぇか！！！」






え？払うって言ったのそっちだよね？？
感動はしたけど貰うものはきっちり貰っとかないと。
世の中全て金だもん！！！！！
あいらぶまねー！！！

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