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正直星ってどれも同じに見えるよね ページ12

うらたside



夕飯を作っていると


ピーンっと閉まっていたアンテナが立った。



う「…!?」


強い星の輝き…。まさか………。


セ「うらたん?」

う「…センラ、俺ちょっと醤油買ってくる。」

セ「…?え、醤油ならここに……」

う「それみりんだよ。」

セ「でも黒い液体ですよ?」

う「地球のみりんって黒いから」←

セ「へぇ…知らんかったわぁ」

う「んじゃ、買ってくるから」



シャワーの音がする。


Aはまだ風呂に入ってるみたいだな。


アンテナはAに反応しているわけでは
無いようだった。



俺は家を出て、走った。


あの山だ。



俺らが散々探した山。



走って、走って、走って……。





そして



一人の人間を抱きしめる、織姫を見つけた。



い「来たのね」


う「織姫様」


ひと目でわかった。
本物の織姫だと。
輝きが全く違った。美しさだって、
人間とは比較できないほどだ。


い「……私を連れていくのね。」

う「ええ。」

い「……………あの子は…」

う「?」

い「Aはどうしたの…?」

う「なぜ、Aの名を?」

い「大切な友達だから…」


抱きしめている人間を見つめながら、
織姫は優しい声で呟く。


う「さぁ、行きましょう。」


腕を引くと織姫はすっと立ち上がった。


い「この人を…送り届けてからでもいい?」

う「ええ。構いませんよ。」



織姫は人間を抱えると、すぅ…っと
闇夜に消えた。


あの人が婚約者なのか。
思ってたより美人すぎてビックリしている。



でも………


う「…あいつの方が可愛かったな…」


決して可愛くない訳では無い。
でも秀でた魅力もない。

それでも、


Aのことが頭から離れない。



い「行きましょうか」


届け終えた織姫が姿を現す。


う「………織姫様。」

い「…なに??」

う「大切な人とずっと一緒にいたいって思いますか?」

い「ええ。」

う「たとえ、それが星の違う生命体でも?」

い「好きになったら関係ないわ。」

う「………」

い「…あの子のこと連れていこうとしてる?」

う「え」

い「Aのことよ」

う「………。」

い「…ダメよ…あの子は地球人なんだから。」

う「あなただって、さっきの人間のこと…」


織姫が顔を真っ赤に染める。
その仕草だけでも色っぽく本当に美しい。


う「……なら俺は、地球人として生きていきます」





あって間もない地球人の顔を思い浮かべ、
俺はふっと笑った。

君が涙を流すなら今夜はずっと隣にいよう→←宇宙から見てもあなたは素敵だった



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かのこゆり - かのこゆりです!面白いのに感動シーンもある、まさにハイブリッド型の素敵なお話でした!4人組さんたちのコントみたいなのがいい感じになじんでて、すごいです!2の方も読んだのですが、やっぱり面白かったです!これからも楽しみにしています! (2018年7月17日 5時) (レス) id: 175296d32b (このIDを非表示/違反報告)
せる(プロフ) - すごい面白かったです!!私好みで色々と勉強になりました(?)!更新頑張って下さい&楽しみにしてますね(*´ω`*) (2018年7月17日 4時) (レス) id: e72b350f14 (このIDを非表示/違反報告)
くっしょん(プロフ) - とても面白かったです!続きは更新されるのでしょうか?できればしていただきたいです(* ' ω ' *) (2018年7月16日 13時) (レス) id: befdedf8a6 (このIDを非表示/違反報告)
空ノ水雲(プロフ) - くあまそさん» こちらにもコメントありがとうございます!あの曲とても好きなんです(●´ω`●)ゞ (2018年7月16日 10時) (レス) id: 2936a05555 (このIDを非表示/違反報告)
くあまそ - わっ、わっ、わっ!面白いです!こういう作品大好きです!浦島坂田船で年に一度の恋模様歌ってましたよね...ありがとうございました! (2018年7月16日 2時) (レス) id: 345ac3a1a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空ノ水雲 | 作成日時:2018年7月1日 14時

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