呪霊食べる系少女に進化を遂げました【呪術廻戦】

ゝ･肆 ページ7

私です。くじ引きで決めたら狗巻パイセンとペアになりました。意思疎通が覚束無いです。ウケますね。


悟パンダと真希さんの方行っちゃったしね。私と狗巻パイセン、廃墟に置き去りだよ。「Aなら帳も一人で降ろせるし終わったら高専にワープ出来るもんね！」とか言って颯爽と去っていったよ。腹立つよね。


……あとで悟五回くらいビンタしよう。私は心に決めた。


「あー、……呼び方、棘でいいかな」
「しゃけ」
「さよか。私はAでいいからね」
「！！しゃけしゃけ！！すじこ！？」


あ、しゃけが肯定は無意識に覚えてたな。


などと考えていたら棘、言ってることを理解されると思ってなかったのかびっくりした様子でおにぎりの具を私に浴びせかけてきた。


いやこの言い方なんか私がしゃけとすじこ浴びたみたいだな。美味しそうだからやめよう。お腹すいてきちゃうし。


「や、なんか雰囲気？嫌がってそーじゃないし、いいんかなと思って。合ってる？」
「しゃけ！」
「しゃけがYESか。NOは何なの？」
「おかか！」
「おかかね。おっけ」


思ってたよりだいぶ会話スムーズだったわ。これには棘もニッコリである。可愛いったらねえぜ。


「そしたらちゃっちゃと祓ってさっさと帰ろっか」
「しゃけ、高菜」
「頑張ろね〜」
「こんぶ〜」


棘が拳を軽く上げたので、私も真似て拳を緩く振り上げる。


なんともゆるーいえいえいおー！を棘としてから、私と棘はようやっと廃墟の中へと足を進めた。


「ちなみに一番好きなおにぎりは？」
「ツナマヨ」
「ツナマヨかあ私しゃけだな〜」

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