呪霊食べる系少女に進化を遂げました【呪術廻戦】

ゝ･参 ページ6

「んじゃサックリ自己紹介いこっか！」


との悟の発言により、私たちは仲良く自己紹介タイムに移ることとなった。


「つっても棘は喋れないから僕が紹介するね。こいつは狗巻棘、呪言師の末裔でおにぎりの語彙しか喋れないよ！」
「高菜」


やだなこんな最初からぶっ飛んでる自己紹介。私が常人なら即日転校カマしてただろうな。


残念なことに常人ではないのであった。はえー、一年時つんつん頭無愛想狗巻パイセンかっこかわいい〜。


「んじゃ次真希……は自己紹介したからA！」
「おお私か。えーと、私は扇一A。一級術師なので任務で楽したきゃ私を連れて行きなさい。あと私を苗字で呼ぶな、以上！」


自己紹介は端的に、が鉄則だ。最初に長いこと言われても人間そう簡単に覚えられるもんではない。知って欲しいことは仲良くなる上で徐々に覚えてもらうのがよい。


「じゃ最後パンダね」
「パンダだ。よろしくな」


こいつは短すぎる。君はなんかもうちょっと詳細を語った方がいいと思う。パンダの自己紹介はパンダで済ませちゃいけない。


いや説明が面倒臭いのは分かりに分かるんだけどね。ほら事情を知らない真希さんとか狗巻パイセンとかが困惑するからさ。


あ、でもそれ言って私が説明させられる未来が見えるな。余計なこと言うのやめとこ。


「はい、じゃあ仲良くやって行きましょー！丁度二･二で分けられるし、早速デモンストレーションと行こうか」


自己紹介が一段落ついたと認識してか、パンパンと手を叩いて私たちを促す悟。デモンストレーションとは。


「何するんだ、デモンストレーションって」
「明太子？」
「そりゃ勿論、呪霊狩りだよ☆」


いや、紅葉狩りみたいなテンションで言われてもだな。

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