呪霊食べる系少女に進化を遂げました【呪術廻戦】

最強と相談と時々恋バナ･参 ページ1

「なん、何でそうなる？いや好きだけど、その好きってラブとライクどっち言ってる？」
「ラブじゃないの？」
「頭沸いたか？」


おっと。また口が悪くなってしまった。ここ最近私のお口が反抗期なのか、前世の私の性質を色濃く表し始めた。


それはひとえに私、ないしAの心が安定してきている証なんだろうと思うが、女の子としてどう……いや……大丈夫か私美少女だし。


「あのねえ、重大な勘違いしてるよ悟。私が建人に向ける「好き」はラブじゃない。言うなればライクの最上級」
「ライクの最上級」
「ただの最推し」
「ただの最推し」


セルフでリピートアフターミーしてくれた悟にうんうんと頷いてみせながら、私は優雅に紅茶を啜る。うーんおいしい。ティータイムって大事だな。


「ええ〜！じゃあなんか色恋沙汰とか無いのお前」
「毛ほども無いし、あったとしても悟じゃなくて硝子に相談するかな」


不満顔の悟。レアだ。いや、レアでもないか？私は比較的よく見る気がする。こいつの意に沿う気がないからだ。


私は思わず笑ってしまって、「それ以外なら相談しなくもないよ」と付け足した。途端満足気になるのは本当、扱いやすいというか、君犬属性だろ。


「お目が高いねえ、早速なんか相談事ない？この最強イケメン呪術師五条悟が今ならなんでも聞いてあげよう」


そして変わり身も早い。


最強もイケメンも否定できないのでスルーしておくとして、私はそうだなあ、と思考を巡らせる。

ゝ･肆→

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