呪霊食べる系幼女に転生しちまったんだが【呪術廻戦】

ゝ･拾参 ページ13

三人の反応はやはり三者三様だった。硝子は「私A好きだわ」と何故だか私を気に入り、傑は「驚いたな、破壊ってそういう意味か……」などと言い、悟はゲラゲラ笑っていた。


あと先生は頭を抱えていた。ごめんて。


「肝試しに来てた人たちは死んでました」


思い出したかのように(実際今思い出した)私がそう言えば、微かに「そうか……」と返ってきた。


「いやお前、どんだけ大人しい奴が来たかと思ったらお前、だははは！！」


そして悟は相変わらず大笑いである。ツボったっぽい。ヒィヒィ言いながら涙まで浮かべている。


「大人しいと思われてたのか……心外」
「げほ、ふっふ、……いや、日本人形みてえなのがしずしず入ってきたらつまんねえご令嬢だと思うだろ？」
「着物も黒髪ロングも、実家の趣味だよ。私じゃない」


洋服が恋しいし髪型はショートヘアが楽で好きだ。まあ、こんな格好が似合う美少女ってのも悪くないのでしばらくはこれでいこう。


「姫呼びしようと思ってたけど撤回だな」
「硝子？？？」
「お嬢の方がしっくり来るね、これは」
「傑？私は輩じゃない」


待て待て待て。なぜ私がそんな呼称で表されにゃならんのだ。お嬢て。極道か。


「まともなのが来たと思ってたんだが……」
「諦めて下さい夜蛾さん。うちのお嬢さんは中々の曲者なので」


おいそこの付き人、曲がりなりにも主を曲者呼ばわりするんじゃない。


「てか、どうやって呪霊あんなに屋上に集めたの」
「集めたっていうかあれ全部追いかけてきたやつ」
「三級十数体引き連れて屋上凱旋か……」
「あﾞ〜腹痛え、つか下駄で走ったのかよ」
「下駄は手に持って全力疾走かました」
「最高だなお前」


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･扇一 A (おぎいち)

かつては普通のオタクだったが、ひょんなことから呪術廻戦の世界に転生、やんごとなき家柄とトンデモ術式を手に入れる。実はまだ三歳(今年で四歳)だがAはその事を知らない。強火のハピエン厨。


･燕(つばくらめ)

今25かそこら。Aの世話係。中性的な顔立ちで、黒く美しい長髪を一纏めにしている。温厚で優しいが時々不躾。朕がない。実は……？


･五条悟(じゅうごさい)

クソガキ。Aちゃんのことは可愛い妹分くらいに思っている。


･夏油傑(じゅうごさい)

櫻井。Aちゃんは将来化けそうだなと思っている。


･家入硝子(じゅうごさい)

美女。Aのことは私が守ると思っている。


･夜蛾先生

胃が痛い。

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