呪霊食べる系幼女に転生しちまったんだが【呪術廻戦】

幼女、主に外面の危機･壱 ページ25

助けてくれ。


五月某日。私は最推しと共に仙台市にやってきていた。


いや無論任務の為なんだけども、間の悪いことに燕が実家に帰ってましてね？


つまり二人きりです。助けてくれ。間がもたない。


イヤッッッ顔が良〜〜……良い〜〜……眉間見てなんとか目を合わせているていにすることしか出来ない……


移動中は補助監督さんがいるからいいものの最中どうしたらいい？連携とか取れるかな私。悟とか傑とかと任務行ったりはしてるから誰かと行く任務はだいぶ慣れたけど……


「今日の任務は二級呪霊数体の討伐です！ただ、立地が立地なので登録外の呪霊が居ることも考えられます」


補助監督さん(綺麗な女の人だった)の話を聞いて、私は密かに天を仰いだ。


始末書ちゃんと書いたのが裏目に出とるわ。いや大事な事だね。一人で行ってたらナナミン死んじゃってたかもしれんし。というかナナミン、今二級なのね。


「量が多いと一人じゃキツいからなあ」
「アナタでもそういうことがあるんですね」
「君私の事バケモンだと思ってない？」


そんなことないですなどと言いながら目をそらすのは辞めなさい。バレバレだよ。


うーん良いなあ高専ナナミン、大人ナナミンにはない素直さと子供っぽさがある。大人ナナミンには大人ナナミンの良さがあるけど。


「……着きました」


着いた先は廃病院だった。なんでこう人間ってのは朽ちたものに対して恐怖するようにできてるんだろう。不思議だなあ。


私とナナミンが車から降りると、すかさず補助監督が帳を下ろす。空が暗がりに変わり、外界と遮断される。


お気を付けて、という補助監督の言葉を背中に受けながら、私とナナミンは廃病院に向かった。

ゝ･弐→←ゝ･漆

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