茶ァ汲みに来たんですけど ページ38
ハンコックとの女子会(なお周りには大男が3人いる)に勤しんでいると、ようやくセンゴクさんが顔を出した。
あっせんべいの匂い。さてはじいちゃんとせんべい食ってたなアンタ。
「センゴクさん遅い」
「悪かったな。さて、今回集まって貰ったのは他でもない＿＿」
まあよくある話だ。めぼしい海賊の懸賞金決め。
めんどくせえな3000万くらいでいいだろ。知らんけど。
適当な意見出してたら終わったしね。なんだったんだよ今日のは。
書類仕事サボれたからいいけど。
「そんで終わった瞬間に剣抜いてくるお前はなんなんだミホーク！」
「手合わせ願おう」
「こなくそやったらァ！」
私は背に負った吠丸をすらりと抜いた。うーんいつ見ても綺麗な黒刀。惚れ惚れしちゃうぜ。
「吠丸、頑張んぞ」
刃渡り100cm以上はあろうかという大きな刀を構える。私はこれを片手でぶん回します。ぶん回したらァよ！
「行くぞ」
一言呟いたミホークは徐ろに剣をひと振りした。斬撃が飛んできた。原理がまったくもってわからん。
目には目を歯には歯をということで同じく剣を振ってみたら斬撃が飛んだ。そしてミホークの斬撃を打ち消した。ヤベェなこれ…私ほんと規格外だわ…
「…つって普段私吠丸そんなに使わねぇな？」
「ほう、主要な攻撃でないのにも関わらずそれか…面白い」
「おっと余計なこと口走った」
ミホークの振り下ろした刀を羽々斬で受け止める。
うっっわ衝撃ヤバ！まじかこれ人間じゃねぇな。
それを受け止めちゃう私も私だけどな！ああ〜〜腕がビリッビリする。
顔を歪めた私に笑いかけるミホーク。こなくそ顔がいいな！
「余裕そうだが？」
「そりゃ私が本気出したら海軍本部はチリになるからな！」
「ますます面白い！」
ヒエ〜〜もうやめようぜ〜〜！！！
私今日お茶汲みに来ただけなんだよ〜〜！！！
そういやなぜ手合わせしてるんだ私？ん？謎だな？
「ちょ、ま、ア゛ア゛ア゛！！駄目だこれ押し負けるぞこれ！」
「フフフ！防戦一方じゃねえか」
「いたんかドフィ！あ゛っ、くそ、〜〜！！」
諦めた。私は吠丸を鞘に収める。そんで「拒絶」する。飛んできた斬撃は私をすり抜けて背後の壁を貫通していった。
「やめだ！剣じゃやっぱミホークにゃ勝てねェ！」
「ほう…諦めたか」
「うん、無理だわ。てかキリがないわ。もっと精進するよ」
そもそも私素手戦闘スタイルだから剣って苦手なんですよね。
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チェシャ - 初コメ失礼します！とても面白かったので一気読みしました！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 21時) (
レス) @page50 id: 0f9ef21394 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 最高です！！めちゃくちゃ好き！！！！続き待ってます！！！ (2022年6月4日 16時) (レス) @page50 id: 3fbf61d899 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年1月6日 14時) (レス) @page50 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 最高でした！！ (2020年9月24日 12時) (レス) id: b086f2b657 (このIDを非表示/違反報告)
Lilac*@白布君＆ツッキー推し(プロフ) - 一気読みしました！更新楽しみにしてます！ (2019年7月31日 10時) (レス) id: 6500d8f78f (このIDを非表示/違反報告)
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