こんにちは、やさしい世界ぱーとつー！【HUNTER×HUNTER】 (ページ30)

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きょうだいページ30

カラーリングを設定した覚えはない。

けれどそこには私と全く同じ髪色と目の色をした彼らがいる。うおお、ライラに至っては私と身長一緒だ。すっげえ。

アルフ(なんだかんだ初対面)はと言えば、理解が追いついてない顔で私を見回した後、「ああ」と頷いていた。どうしたん。

「へえ、いいわね。あたし達も外に出られるなんて」

「俺を起こすために具現化系の念を作ったのか…ライラが強いたんだな、悪い」

「ひええ…全然中身似てない…」

ライラが勝気な元気っ子だとすればアルフは気だるげ苦労人、そして私は自由人…まとまりがないにも程があるな。

これ全員無事に生まれてたらパピーとマミーめっちゃ苦労してたぞ。

「さて、それはそうと」

「切り替え早いわね」

そこが私の長所だ。ドヤ顔をかますとうざそうな顔で見られた。うわ、なんか新鮮。この世界でそんな目向けられることあんまなかったし。

何故かって？美少女だからだよ。

「これからこの念の制約を考えます。
まず第一に、特質系と具現化系は私は使えなくなる。
ライラが持ってた特質系とアルフが持ってた具現化系は、君達が具現化してる間だけお返しします」

「成程。つまりこの念能力は俺じゃないと解けないんだな」

「そういうこと。どちらか一方だけを具現化させることも可能にします。何故ってデートもしたいし女子会もしたいから」

「頭の中にいるんだからあんまり変わんないわよね」

そういうこと言わないでよ。

なんか大事じゃん！ムード！雰囲気重視！おーけー！？

「念能力の名前は千夜一夜の夢物語(アルフ・ライラ・ワ・ライラ)。
この能力で具現化された君達は自己でオーラを生成し、自己の意思を持ち、事故の念能力を持つ。

要するに生きてるのさ！これから宜しく弟妹！」

「いい力ね、姉妹」

「会えて嬉しいぞ、姉弟」

＿＿＿このあと、あまりにも騒いでたせいでキルアとゴンが心配して見に来て、慌てて弟妹に帰ってもらったのはまた別の話。

だってサプライズにしたいからね。