よく考えたら生身で試験受けようとしてた ページ7
ダガーは貰ったホルダーにセットして上着の下に隠した。
わりと重いぞこのダガー。いいけど。
因みに番号は100番。キルアと連番だ。なんか嬉しい。
番号札を不思議な心持ちで眺めていると、唐突に声をかけられて顔を上げた。
顔を上げたことを後悔したのはその直後だった。
「やあ、君可愛いね！俺はトンパ。お近づきの印にジュース…」
「あ゛？下剤入りのジュースなんか要らねんだよ死ねカス。てめえで飲んで勝手に腹でも下してろや」
なお台詞のイメージは某爆発さん太郎です。
美少女顔だと睨みに迫力が出るからいいね。
トンパは震え上がって逃げていった。勝った。
「♡」
えっ？記号？何それわかんないかな。
私は全力で現実から逃げた。
知らん知らん。さっきからやたらこっちに熱視線送ってくる赤髪ピエロとか＿＿＿
「ねえ、君♧」
「ﾎｯ…(奇声)」
「うんうん♡程よく熟れてて甘くて美味しそうだ♤
ブッチギリで合格♢僕と戦ってみない？♧」
ホ゛ア゛ア゛ーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！(奇声)
私は脳内で爆発した。
「何君、誰」
思わず口調が刺々しくなる。刺々しくってかこう…なんか…淡白すぎっていうか…
とどのつまり語彙力が消滅したのだ。帰ってきてくれ頼む。私はテンパりすぎて何が何だかよく分からなくなっていた。
けれどそのピエロはにっこり笑った。そりゃもう胡散臭く。
周りのゴリムチのお兄さん達も、(いくら美少女がナンパされてるとはいえ)相手がヒソカのため動けないらしい。おのれ薄情者めが。別にいいけど。
「僕はヒソカ♧受験番号は44番♢よろしく♡」
「私はA。ま、よろしく」
よろしくしない理由は別にないのでよろしくしておく。
「でも今戦うのはやだ。まだ待ってよ」
「何でだい♤」
「試験官に目ェつけられたくないもん。そうじゃなくても、試験中に戦う機会あるかもだし」
「…それもそうか♢じゃあ今は我慢するよ♧」
ヒソカは「くっくっく♡」と笑いながら言った。何が面白いのかは見当もつかないがイケメンなのでよしとする。化粧しようがしまいがイケメンはイケメンなのだ。
「じゃあ、またね」
「どこに行くんだい♤」
「どこへでも。案ずるより産むが易し、暗中模索でもやらないよりはいいものさ」
私は漸く帰ってきた語彙力を使って渾身のミステリアスさを演出しながら、かっこよく(ここ大事)踵を返してそこから去った。
ハートキャッチ(物理)ってか→←人は見かけによらない。私とかな
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にゃこ(プロフ) - 私の心境をしっかり代弁してくれる最高の夢主ですありがとうございます！！クラピカは天使ですね(吐血)更新楽しみに待ってます！ (2017年10月11日 17時) (
レス) id: 96f522b5ba (このIDを非表示/違反報告)
ぱるさん(プロフ) - 神崎舞さん» あー、本当ですね…！うっかりでした、ご指摘ありがとうございます！修正しておきました！ (2017年9月24日 11時) (レス) id: d90f3d4a31 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 『第七試合長くないかな』の話で、最後のキルアのセリフの主人公の名前固定になってませんか？ (2017年9月24日 10時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるさん(プロフ) - ふわさん» 一日一回更新するように心がけております！よじ試験無事終わりました！キルアももうちょい出張らせますね！ありがとうございますがんばります！ (2017年9月22日 23時) (レス) id: d90f3d4a31 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 更新多いから嬉しいです！よじ試験終わりますね！（よじ試験だったっけ）お疲れ様です！キルア（ショタ）にすごく癒されたいです･･･。がんばってください！これからも応援しています！ (2017年9月22日 23時) (レス) id: 79dd4d3ff6 (このIDを非表示/違反報告)
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