これでもオチは未定 ページ29
「諸君、タワー脱出おめでとう。残る試験は４次試験と最終試験のみ。４次試験はゼビル島にて行われる。では早速だが＿＿＿」
にんじんみたいな頭した試験官がそう言うと、同じような格好の人たちが現れた。何やら機械を持っている。
「これからクジを引いてもらう」
はいはい知ってた。
ほかの受験者はどよどよしてたが知ったこっちゃない。私はヒソカの次に並んでクジを引いた。
番号の書かれたプレートを外してポケットにしまいながらカードを見る。＿＿うわ、イルミだ。
これはあれだな、関係ない人から貰うしか＿＿＿＿
ぼんやりそんなことを考えていると、ぽん、と肩を叩かれて振り向いた。件のイルミだった。
「何番が欲しいの？」
「それが君なんだよね、301番。仕方ないから6枚取ろうかなって」
「はい」
…はい？
言葉の真意がわからなくてイルミを見ると、目の前にはプレートを差し出す腕があった。
は？？？？どうした君、キャラどこに置いてきたんだ。
戸惑いの目線をどう勘違いしたのか、「俺の標的はAじゃないから」と言ってきた。ちゃう、そうやない。
「君どうしたの…？貰うけど…普通すぐにプレート渡す…？？」
「どうって…気まぐれ？」
首を傾げるイルミはギタラクルだとはいえ国宝級に可愛い。さすが推し…いや、そうじゃなくて。
私は邪な思考を頭をぶんぶんして一旦追い払う。
「気まぐれで1点分渡しちゃっていいの！？てか君にとっちゃ3点分だよね！？」
「俺なら6人くらい余裕だから」
「知ってるけど！…もしや君「何番が欲しい？」って聞いたの、取ってきてくれるつもりだったんじゃ」
「うん」
嘘だろ承太郎。
私は心の中で泣いた。号泣した。なんか銅鑼みたいなやつをぐわんぐわん叩きながら泣き叫ぶ私が心の中にいる気がする。と思ったらぐわんぐわんという音は耳鳴りだった。
この耳鳴りは多分キャパオーバーから来てるんだな。私は諦めに近い笑顔を浮かべた。
「イルミさては私のこと大好きだったりする？」
「すき？…いや、…さあ？」
「ねえ…その微妙な間なに…」
わかんないや、じゃあ取られないようにね、なんて言ってイルミは音もなく去ってしまった。
やめろ！！！！散々私の精神状態乱して去っていくんじゃない！！！！！どうすりゃいいんだ私は！！！！！
最悪ゾル家に嫁ぐしか…あれ、それもいいかもしれないぞ？
私は私の未来について熟考を開始した。
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にゃこ(プロフ) - 私の心境をしっかり代弁してくれる最高の夢主ですありがとうございます！！クラピカは天使ですね(吐血)更新楽しみに待ってます！ (2017年10月11日 17時) (
レス) id: 96f522b5ba (このIDを非表示/違反報告)
ぱるさん(プロフ) - 神崎舞さん» あー、本当ですね…！うっかりでした、ご指摘ありがとうございます！修正しておきました！ (2017年9月24日 11時) (レス) id: d90f3d4a31 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 『第七試合長くないかな』の話で、最後のキルアのセリフの主人公の名前固定になってませんか？ (2017年9月24日 10時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるさん(プロフ) - ふわさん» 一日一回更新するように心がけております！よじ試験無事終わりました！キルアももうちょい出張らせますね！ありがとうございますがんばります！ (2017年9月22日 23時) (レス) id: d90f3d4a31 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 更新多いから嬉しいです！よじ試験終わりますね！（よじ試験だったっけ）お疲れ様です！キルア（ショタ）にすごく癒されたいです･･･。がんばってください！これからも応援しています！ (2017年9月22日 23時) (レス) id: 79dd4d3ff6 (このIDを非表示/違反報告)
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