眠さ故 ページ9
あの後ご飯を食べてお風呂に入ってすぐに布団で寝た。
私は私の思う以上に疲れていたらしい。
何でだろう…?スケートぶっ続けでバレエとか良くあるのに…
寝起きでふらふらしながら着替えて、何となくスケート場に向かった。
「Доброе утро…オハヨウゴザイマス」
「あ、やっと起きてきた」
「んむー…寝すぎて逆に眠い…」
リンクの上にはヴィクトルが居た。
リンクコートには、ユウリとユーリ。
…紛らわしいな?
ユウリはヴィクトルに演技を振り付けしてもらうらしく、ヴィクトルは私に挨拶して早々に援護を始めた。
私は眠たげに目を細めながらユーリの横に並ぶ。
「オハヨウ、ユーリ」
「おう」
「ヴィクトルに振り付けしてもらうの?」
「まあな」
「フーン。…緊張しなくていいんだよ?」
彼にしては(個人の見解だが)口数が少なかったのでそうからかってみると、案の定というか、ユーリは白い顔を一気に真っ赤にした。
図星だ。
「ばっ、しっ、してねえし!!別に!!全然!!!」
「ふふふ、分かりやすーい。君は顔に出るんだねえ。
ほら、真っ白なほっぺたが真っ赤になってる」
親指を滑らかな頬のラインに滑らせた。
あ、すべすべだ。
そのまま指をするすると這わせて、細い顎に触れる。
少し顔を近づけて、その綺麗な瞳を覗いた。
長い睫毛を震わせながらユーリは狼狽える。
「…君はとっても綺麗だね、ユーリ」
「あっ、えっ、やっ、辞めろ馬鹿!!!」
「ふふふー、かわいーい」
「こらレシャー、あんまりユリオのことからかわないのー」
「はーい…ユリオ?渾名?
まあいいか、ユーリはユーリだし。ね?」
「ユリオ沸騰してるんだけど大丈夫…?」
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みこ - キャーキャーキャー!!!ユリオー!!!!! (2017年4月8日 19時) (レス) id: c68a911b59 (このIDを非表示/違反報告)
碧依 - ユーリのツンデレが可愛すぎる!あと某包帯無駄遣い装置の様なイケボで爆笑しました笑 太宰さん!マモちゃん!笑笑 (2016年11月22日 23時) (レス) id: c4f6f33d1c (このIDを非表示/違反報告)
夢小説ダダハマり人間 - ユーリのツンデレ!!レアすぎる!!!!//// (2016年11月2日 22時) (レス) id: 8350bb61d2 (このIDを非表示/違反報告)
なよん - うわあああああ、ユーリ可愛すぎだよおおこれからも応援してます。 (2016年10月21日 18時) (レス) id: bc703b2ae3 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - ああああユーリかわいい…更新頑張ってください! (2016年10月21日 1時) (レス) id: 237b5fb748 (このIDを非表示/違反報告)
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