無い隙 ページ24
「でねー、この時のAちゃんが本当可愛くて…」
「マーマ！？」
前略、ふと目を離した隙に、リンク脇にて父と談義中だったはずのユーリがマーマに連行されていた。
それからアルバムと動画も見せていた。
私としては溜まったもんじゃないのであり、こうして全速力で二人を見つけだした次第である。
マーマはきょとりと瞬きしてから、お茶目な笑顔で一言。
「だってレシャちゃんの可愛いところ見てもらいたかったんだもん♡」
「…っっっ…とに…もう…！」
「レシャお前苦労してるんだな…」
そうなのだ。
パーパもマーマも兄も姉も皆マイペースの極みだ。
私も勿論マイペースではあるのだが、彼らの前では一転してツッコミ要員になってしまう。
両親は兎も角兄姉は絶対ヴィクトルの影響。ぜっったいヴィクトルのせい。
「これが6歳の時にジュニア世界大会で優勝した時の動画よー」
「！」
「あー、あれかー…懐かしいなあ」
あれは私が「蝶」になった日の演技だ。
「薄氷の揚羽蝶」。全く厨二病こじらせすぎである。
誰だ考えたの。
「楽曲は何だっけ？」
「ええとねえ」
「…「ジゼルのヴァリエーション」だ。第一幕の」
ユーリの少し低い声がすぐ耳元でした。
不覚にも少しだけ意識が揺れる。
裏返らないように気をつけて、声を出す。
「よく覚えてるね」
「俺がスケートやるようになった切っ掛けはこれだからな」
「えっ、私？」
「…んだよ、文句あんのか」
「無いけど」
「青春ねえ」
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みこ - キャーキャーキャー!!!ユリオー!!!!! (2017年4月8日 19時) (
レス) id: c68a911b59 (このIDを非表示/違反報告)
碧依 - ユーリのツンデレが可愛すぎる！あと某包帯無駄遣い装置の様なイケボで爆笑しました笑 太宰さん！マモちゃん！笑笑 (2016年11月22日 23時) (レス) id: c4f6f33d1c (このIDを非表示/違反報告)
夢小説ダダハマり人間 - ユーリのツンデレ!!レアすぎる!!!!//// (2016年11月2日 22時) (レス) id: 8350bb61d2 (このIDを非表示/違反報告)
なよん - うわあああああ、ユーリ可愛すぎだよおおこれからも応援してます。 (2016年10月21日 18時) (レス) id: bc703b2ae3 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - ああああユーリかわいい…更新頑張ってください！ (2016年10月21日 1時) (レス) id: 237b5fb748 (このIDを非表示/違反報告)
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