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Another-27 ページ30

彼らの横を身体強化したおかげで難なく通り抜けられた。
けど次は神威には捕まると思う。
不意をついた故に出来た偶然の産物だ。

ある程度部屋から離れたところで私は走るのをやめ、"目を隠す"を展開する。

一段落ついたところで私はふっと笑ってしまった。

「……あっぶねぇえええ!!


マジで焦った!!!」

化け物か彼奴等は!!

お陰で今、変な笑いと汗が止まらない。

額を伝う冷や汗を拭いながら抜け出せたことに安堵の溜め息をついた。

落ち着いてきたのか次から次へと不満が沸々と沸いてくる。

何なの!?

いきなり銃撃戦とか無いでしょ!?

ハニトラしかけられるは、戦闘狂と地獄の鬼ごっこが始まるし。

私はドストさんの仲間を見つけて自分の世界に帰りたいだけなんだけど。

どうしてこうなったのかな?

急展開過ぎるでしょ。

前髪をくしゃりとかきあげて忍び込んだ部屋を見渡す。

どうやら武器庫のようだ。

この部屋からは緊急脱出用の小型船の保管場所が近いはず。

でも私は機械関係強くないし。

てか宇宙船の操縦ってどうするのだろうか?
そのまま宇宙を迷子とか笑えない。

武器庫の中に緑の光を放つ制御端末を発見した。
これなら──

「異能力"目が覚める"」

私の体は壁に凭れるようにずるずると崩れ落ちる。
まだ彼等は私に気がつかないだろう。

『ごっ主じーん!なんちゃって。

さてさてー?

地球に帰るためにはどうするんですかねー?』

電脳体となった私は制御端末を通って宇宙船の情報を覗き見る。

収穫がなければ1人拉致って脅して(お願いして)帰らしてもらおうとか物騒なことを考えながらハッキングしていると

『へぇ、予想外の収穫だ。』

神威というか阿伏兎さんが調べたのだろう、私たちを襲った異能力者について記載があった。

あの短時間でよくここまで調べられたものだ。

『お、随分近くまで来てるみたいだね。

そろそろ体に戻りますかねー』

船の監視カメラの映像を観ながら調べていたので、戦闘狂が近づいてきたのを察知することが出来た。

野生のカンでここまで来たのかな?

恐るべし。

体に戻り目的地に向かう。
保管されている小型船に近寄ろうとすると

阿「いやー、さっきはおじさん驚いたよ。

どういう仕掛けなのか出てきて教えてくれないかね?」

早速見つかった…

存在がこんなに薄くなってても気がつくとか、気配に敏感すぎて怖いんだけど。

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ユウ(プロフ) - 更新まってます! (2021年10月25日 13時) (レス) @page37 id: d7bd017054 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna1202(プロフ) - 呪術廻戦とのコラボが見たいです!! (2020年12月8日 16時) (レス) id: 1a3b3ba982 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» そんなことないですよ!恥ずかしながらうっかり見落としていたので助かりました。ありがとうございます! (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 甘栗さん» 初コメントが指摘ですいません!しかし、気になったもので……無理せず頑張ってください。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: a8882568e6 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» 変換ミスしてました!教えていただきありがとうございます。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘栗 | 作成日時:2019年8月1日 17時

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