Another-11 ページ12
どういう体の構造をしているのかわからないが、どうやら復活した近藤さんが私の隣にやって来て額の脂汗を拭った。
近「ふー、死ぬかと思った。」
「無事な方が不思議だけどね?」
何で生きているのか不思議な位だ。
異能力でも持っているんじゃないのか?
近「所で太宰さんは何処から来たんですか?」
「先程の私の話はスルーなのね?
あれだけの事をされていて普通に会話を進められるのが不思議だけど?」
不死身なの?
ゴリラの体は特別製なの?
虚も吃驚だよ?
私の質問はしっかりスルーして近藤さんは私に自己紹介を始めた。
近「ヨコハマからわざわざ歌舞伎町に来たんですか!」
「まあ、そうです。
後、私の方が年下ですし敬語じゃなくて良いですよ。」
近藤さんはがははと豪快に笑いながら了承してくれた。
土「ねーちゃんみたいなのがねぇ…?
なーんか、きなくせぇなァ。
一寸屯所まで来てもらおうか?」
何か怪しまれている?
てか、私24歳なんだよね?
迷子とか家出扱いされる歳じゃ無いんだよね?
画風が違うからってそんな若くみられる?
沖「土方さーん、女性に対してジロジロ見てたら失礼でさァ。
とりあえず、くたばれ土方!」
屯所に行ってはみたいが、怪しまれるのは勘弁してほしかったので沖田君の行動は渡りに船だ。
土「とりあえずじゃねーよ!?
とりあえずの意味がわかんねーよ!」
バズーカを構えた沖田君から血相をかいて逃げる土方さんに私は悪い顔をする。
「ねえ、沖田君。
バズーカもう1つないかい?
私、今年で24歳なのにV字前髪の男に家出した子供扱いされて不満なのだよ。
とりあえず撃ちたいのだけど。」
沖田君は何食わぬ顔でロケットランチャーを差し出してくれた。
何処から出した、それ。
そのロケットランチャーを普通に受け取る私も私だが。
一方土方さんは慌てた様子で弁解を始める。
土「V字前髪呼び!?
とりあえず撃ちたいのだけどじゃねーよ!
悪かった!
だから総悟と一緒に構えるの辞めろ、
辞めてください!」
私は沖田君と目配せをして土方さんに焦点を当てる。
沖「たーまやー。」
「かーぎやー。」
土「花火じゃねええ!!
そして花火も人に向かって撃つものじゃねえし!!」
ドオゥウウウウウウン!!!
気の抜けた掛け声と共に放たれたバズーカ。
漫画によくあるキノコのような黒い煙がもくもくと歌舞伎町の一角に立ち上がった。
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ユウ(プロフ) - 更新まってます! (2021年10月25日 13時) (レス) @page37 id: d7bd017054 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna1202(プロフ) - 呪術廻戦とのコラボが見たいです!! (2020年12月8日 16時) (レス) id: 1a3b3ba982 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» そんなことないですよ!恥ずかしながらうっかり見落としていたので助かりました。ありがとうございます! (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 甘栗さん» 初コメントが指摘ですいません!しかし、気になったもので……無理せず頑張ってください。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: a8882568e6 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» 変換ミスしてました!教えていただきありがとうございます。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘栗 | 作成日時:2019年8月1日 17時