43話 ページ7
「只の組合の情報を渡すわけではないよ」
真偽を確かめようとする森さんの視線を受け流し
「例えば…武装探偵社を陥れる事ができる情報とか…ね?」
私がとった行動は近いうち森さんが求めるような情報を渡すから今は見逃せって事だ
これから組合の話でポートマフィアは探偵社の事務員の居場所を組合に売ると言う手土産を武装探偵社に渡すのだが
その事務員の避難するであろう居場所なら原作の知識から此方でも割り出せる
ニコニコしながら出方を窺っていると
森「予想外だったよ、まさかこう来るとはね」
「お褒めいただき光栄です」
中「太宰みたいで腹立つな」
中也、私も太宰です
森さんは暫く考えた素振りを見せると
森「その話、乗ろうじゃないか」
中「っ!?よろしいのですか?」
森「うん、君はこうなることを見越してわざと捕まったみたいだし」
「買い被りですって」
傍から見たら談笑しているように見えるだろうが実際はお互いに目は笑っておらず、殺伐とした腹の探り合いである
「それでは近いうちに貴方が求める情報を持ってくるのでお楽しみに」
森「楽しみに待っているよ。そうだね次来るときはお茶でも飲んでいくと良い」
「お気遣いなく。番犬をそれ以上待たすわけにいかないんでね。失礼するよ」
森「そうかい、残念だよ。そうだ、君の名前は?」
「名を聞くときはまず自分から名乗るべきでは?」
森さんは呆気にとられた顔をしたがいつもの笑みを浮かべて
森「ふふ、君は面白いね。私の名前は森鴎外だ。ポートマフィアの首領をしている。君は?」
マジで自己紹介してきたよ
スルーして帰るつもりだったのに
名前なんて決めてねーよ!?
「あー、山姥切○広…」
森「嘘だね?」
見た目は山姥○国広だよ!?
嘘ついてない…
「富受国広…喫茶店のマスターだよ」
森「富受君か…今度君の喫茶店にエリスちゃんと遊びにいかせてもらうよ」
「結構です〜、それじゃあ」
私が部屋を出ると
森「富受国広ねぇ…中原君はどう見えた?」
中「太宰に近いような感じがしました」
森「明らかに此方側の人間だよね…彼について調べてくれないかい?」
中「御意」
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甘栗(プロフ) - クレハさん» 私の趣味丸出しです笑。そう言ってもらえて嬉しいです。頑張りますね! (2019年2月26日 15時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
クレハ - すごく面白いです!私の好みドンピシャです。更新待ってます。 (2019年2月25日 23時) (レス) id: ddd19fa939 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - 飛鳥さん» いえいえ!お役に立てて良かったです! (2019年2月23日 12時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 甘栗さん» 教えてくださり、有難うございました! (2019年2月23日 9時) (レス) id: e183043180 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - 真昼ノ夜さん» そう言ってもらえて嬉しいです!頑張ります!! (2019年2月22日 18時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘栗 | 作成日時:2019年2月4日 19時