メモNo.6(俺とお前の関係) ページ7
湊の言葉は私を幸せにする
「愛してる」も「大好き」も私の為に言ってくれてると思ってるけどね…
「お兄ちゃーん!早くー」
「ちょっと待てって」
親戚のお子さん達を預かった結菜はお子さん達に取られている
「子供に嫉妬するなんて…」
子供に嫉妬する私が情けなく思う
「はぁー」
ため息をつけばつくほど気持ちが落ち込んでしまう
「ねぇねぇ、お姉ちゃん」
私に声をかけたのは湊が弟だと自慢する男の子だった
「どうしたの?」
振り返ると4つばのクローバーを私に向けて
「お兄ちゃんより僕と大きくなったら結婚しよう?」
と言われた、子供なら1回はある忘れたプロポーズだ、私は
「ありがとうね」
そう言って4つばのクローバーをもらうために手を伸ばすと私の手を掴んだ湊がいた
「人の彼女に何してんだよ?」
「約束してもらおうって思って」
と男の子は私を見て
「こんなちゃらんぽらんなお兄ちゃんより僕の方がきっと!」
「誰がちゃらんぽらんだ」
と湊は男の子を見て言った
「俺の彼女だからあっち行け」
「お姉ちゃん放ったらかしにして遊んでたくせに」
と男の子が言って子供達の方に走って行った
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作者名:P4lwL6FvcvmThfX | 作成日時:2022年2月18日 16時