メモNo.31(私とあらかわさん) ページ38
『愛華?』
声をかけても返事が返ってこない
『愛華?』
振り返って声をかけると俺のベットで眠ってきた
『そんなに待たせたつもりはないんだが…』
時計を見ると1時間半は立っていることに気付いた
『1時間半か…待たせすぎたか』
パソコンの画面を閉じて腕を伸ばして椅子から立ち上がる
『そのままするか、起こすか』
迷う必要もなく行動する愛華、が眠っている俺のベットに腰掛けるとギシッと音をたてて
愛華の頭を撫でながら声をかける
『愛華ー』
眠たい目を少しだけ開けてこっちを見る
『お待たせ』
そう言うと頭を撫でている方の腕に手を滑らせて頭の上で手を繋ぐ
「遅い…」
小さい声でニコリと笑う愛華
『悪かった、仕事に夢中になってた』
そう言うと愛華はニコリと笑う
『俺も寝転がってもいい?』
愛華は少し考えてから
「抱きしめてくれるなら」
そう言われたから愛華に壁の方に行ってもらい俺は寝転がる
『あー、寝転がるのは良いね』
体が楽になる
愛華が俺の袖を引っ張ってくるから、抱きしめると嬉しそうにする
「お仕事は?」
『休憩、気にしてくれてありがとな』
頭を撫でると猫のようにもっと!たスリスリしてくる
『大きい猫だな』
「可愛い猫の間違いでしょ?」
俺はニコリと笑って
『可愛い猫』
そう言うと満足したのかまた目を閉じて眠ろうとする
『おやすみ』
俺も少し眠ることにした
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作者名:P4lwL6FvcvmThfX | 作成日時:2022年2月18日 16時