メモNo.32(私とあらかわさん) ページ39
私の楽しみは1つある、それは…
「よしっ」
あらかわさんの部屋に静かに入って無音でシャッターを切る
「今日もゲット」
静かに部屋から出る、シャッターを切ったのを見る
「あらかわさんの寝顔…」
いつも私が寝た後に寝るあらかわさんの寝顔を見たくて始めた、あらかわさんの寝顔集め
「ちゃんと眠ってるって私が安心したいだけ」
あらかわさんが寝ているとわかっているが心配でそんな事を繰り返して1ヶ月、今日の寝顔を収めようとこっそり入ると
『もう寝る時間過ぎてるぞ』
「うわっ!」
ビックリした、いつもなら寝てるはずのあらかわさんが起きていた
「寝てる時間じゃないの?」
『それはこっちのセリフだ』
と返される
『あと、寝顔の写真消せよ』
「え⁈何でしってるの?」
あらかわさんは大きな欠伸をして
『俺が寝てるか心配で毎日この時間に俺の寝顔の写真を撮ってんのは知ってる、ついでに言うと、愛華が満足して数時間後にちゃんと寝てるか見に行ってるからな』
そう言われて私はスマホを見る
「寝てるフリ?」
『そうなるな』
私はあらかわさんを見て
「本当は何時なの?」
『時間は教えないけどちゃんと寝てるから』
そう言われるけど
「納得いかない」
『って言われてもな』
困った顔をするあらかわさん
「じゃあ、1回は一緒に寝よう?」
提案をすると
『それで愛華が安心するならいいけど』
「うん!」
週に1回は一緒に寝ることにした
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作者名:P4lwL6FvcvmThfX | 作成日時:2022年2月18日 16時