メモNo.18(私とあらかわさん)2-2 ページ22
(2のおまけ)
そう言ってウサギの形のリンゴを食器に入れて私を見て
『問題だ』
「何?」
あらかわさんは容器に入れたリンゴを手に取って
『祖母は俺から見てどの位置だと思う?これで正解したらリンゴ一つやる、これで間違えたら
明日のおやつな』
「えー」
『ついでに言うと制限時間は10秒な』
私は明日のおやつになる可能性のあるリンゴを食べたいから頑張って考える
祖母でしょ…祖母だから…あれ?祖母って何?
私が考えているとあらかわさんはリンゴを一つ口に入れる、私はあらかわさんに
「あっ!ずるい!」
『早く考えないと時間がなくなるぞー』
と言われて焦っているとあらかわさんのスマホのタイマーが時間切れを知らせる
『正解は俺から見て父さんと母さんの妹さん位置になる、愛華には難しかったな』
と言って私の頭を撫でるあらかわさん
「あらかわさんの意地悪!私がわからない問題だして!」
私がプンプン怒っているとあらかわさんがリンゴをもう一つ持ち、口に入れて私の頬に手を添えて私の口にリンゴの半分が入った所でガリッと噛んだあらかわさん
『これで半分な』
と言って椅子から立ち上がって残りのリンゴにラップをかけて冷蔵庫に閉まった
「ねぇねぇ、あらかわさん」
あらかわさんの横に並んでニコリと笑って
「ありがとう」
と伝えるとあらかわさんにはため息をされた、私はわからずに頭に‘?‘を浮かべた
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作者名:P4lwL6FvcvmThfX | 作成日時:2022年2月18日 16時