捕まった��*シゲル※ ページ3
ワンクッション
※今回の話は際どい描写とほんのり年齢操作等、内容が人を選ぶものでもある為苦手な方は回れ右推奨
─────
用事で街へ向かう為、森を通り抜けようと足を進めている時。
背筋がゾクリ、と悪寒が走るのを感じた私はその正体を確かめようと素早く振り返るも、その主の気配はなく。視線の先には、数匹の虫ポケモンが地を踏みしめ移動したり、頭上を飛び交っている姿。最近、少しずつではあるものの空気が暖かくなり始め特に草、虫タイプを持つポケモン達にとっては居心地が良いといえる。
(にしても、さっきのアレは怖かったな…)
先程のぞっとする感覚を思い出しては、身震いがしてきた。野生のポケモン達が警戒して目を光らせることとは訳が違う。背後から張りつくようについてくる視線。外に出ている時も、更には家にいる時も誰かの視線がつきまとっている気がして。目立った危害はないが、何を仕掛けてくるか分からない不気味さがあった。
勿論、誰かに見られていないか周囲を見渡してもその姿を捉えることはない。どうやら、相手は気配を消すことが上手いみたいだ。何で、と問いただしたいが気持ちとは裏腹に恐怖で喉が張りつくのがオチ。下手に相手を刺激して手持ちのポケモン達だけでなく、周囲も危険に晒すことになる。
怖い視線を感じるようになったのは、カントー地方・マサラタウンに引っ越してからだ。今まで地方を旅してきた中で接しやすい人柄が多かったことや私自身、落ち着いた空気が好きだから。平穏な生活に体が慣れきったこともあるかもしれない。それ故に、今まで以上に怖い体験なんて私には縁が遠いとばかりに思っていた。
｢いつまでも、怖がってばかりじゃダメだよね。早く進まないと｣
震える両足を叱咤して、前へと踏み出す。歩く度に地面の柔らかな感触が優しい。木々の隙間から光が漏れ暖かく感じられていて、森を通り抜けるまでもうすぐだ。それだけで心が少し軽くなっていくのを感じた私は、思わず頬を緩ませた。
｢───(名前)｣
名を呼ばれた瞬間、再び嫌な感覚が体中を巡る。しかも、至近距離なので一気に恐怖が頭を支配していく。
早く逃げなくては。
後ろを振り返ってはいけない。
本能が告げる。
恐怖で膠着してしまった足を素早く持ち上げようと……した。
相手の体が、私の方へ素早く入り込んだと思ったら口に何かが押し当てられている。
鼻腔に薬の匂いが突き刺さったのと同時に、私は意識を手放した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月城小春(プロフ) - これからも、応援よろしくお願いします。 (2023年1月15日 9時) (
レス) id: 1aa0ff1246 (このIDを非表示/違反報告)
月城小春(プロフ) - この場から、お知らせ致します。私、八雲御影はログインして月城小春に改名しました。私の作品を楽しみにして下さった方へ占ツクの機能の知識が至らぬことで迷惑をかけてしまうかもしれませんが、それでも楽しめる作品を作る気持ちはあります。 (2023年1月15日 9時) (レス) id: 1aa0ff1246 (このIDを非表示/違反報告)
絢 - ゲームでインターネット使って交換してたら色違いのディアンシーが2体来て...一体持て余してずっとボックスだわ...ほんとどうしよ。 (2022年8月23日 3時) (レス) id: 2f872b552c (このIDを非表示/違反報告)
八雲御影 - 絢さん» 読了ありがとうございます！ゲームでもアニメでもルカリオカッコ良くて惚れますよね！「くわんぬ！」の鳴き声が可愛くて印象に残ってます（笑） (2022年8月15日 9時) (レス) id: 1aa0ff1246 (このIDを非表示/違反報告)
絢 - ルカリオ...好き。私のパーティにもいる。すでにレベル100だけど。映画のルカリオもかっこよかったし... (2022年8月15日 8時) (レス) id: 2f872b552c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月城小春 | 作成日時：2022年3月21日 14時
