大悪党になるしかない【名探偵コナン】【救済】

嫌な予感は当たりやすい2 ページ10

「「「「！！」」」」




だよねぇやっぱそうなるよね！？！？わたしもびっくり！！！でも目の前にゆっくりとこっちに飛んでくるものあったら掴んじゃうじゃん！？(混乱)やっばなんか言わないと――




「人にこんなもの投げて良いと思ってんの！？」




論点ずらし！！からの石を投げたいじめっ子の腕を捻りあげる。




「い、痛ぇな！！離せよ！！」



「その痛いことをあの子にしていたのはどこの誰よ！！


自分のやったことちゃんと考えて！！」




ほっ…とりあえず帰ってくれてよかった！そして震えてるポメラニアンを安心させるように頭を撫でながら声をかける。




「もう大丈夫だよ！！」









「……ありがとう」




やっぱり怪我してたわポメラニアン。ベンチに座ってもらい手当をする。その間肩をフルフルと震わせ不安げにこちらを見つめてくる。うううぎゃんかわ。




「あんまり無茶しちゃだめだよ」




フルフル震えてる頭を撫でてみる。
――なにこのふわふわ！！どんなシャンプー使ってるんだろう両手で撫でちゃえ！




「わっ！くすぐったいよ！！」




顔を真っ赤にして笑うとかどんだけ可愛いんだ狙ってんのか！？可愛いなあもう！！

なんて撫でてると前から手が伸びてくる。うわっ撫でられてる……？え？え？ナデラレテル！！？ありがとござます！！



なんて油断してたのがダメだったと思います。あれ、作文……？




「――――おいゼロ！！大丈夫か！！」




おっっとこの呼び方はさては……！？逃げるが勝ちかな！？って思って振り向いた。が時すでに遅しおすし。



わたしの逃げ道をがっつりふさいでくれたのはこの方




「――――――ヒロ！！！」




ぎゃぁぁああああああもうこれ以上主要人物に関わりたくないのにぃぃい




「わぁ人が増えた」




語彙力カムバック！！なんだよ「わぁ人が増えた」って！




「ゼロ、その子は？」



「そうだ！名前聞いてない。名前教えて？」




思い出さんでええんやでポメちゃん。てかそんなつぶらな瞳で見られたら――




「Aだよ！！」




うん頑張った！！苗字教えなかったえらい！！




「Aちゃんか！ボクのことはゼロって呼んで！」




ええええ幼馴染特権のあだ名じゃないの！？それ呼んだら破滅フラグ近寄ってくるよね？？そうだよね？？？





「ヒュッ」






――呼吸の仕方忘れちった☆

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