新しいスタート3 ページ42
そしてFBIの本拠地についた。そこからステルスして空気に溶け込むように消えてから長官の元へ向かう。エリーさんも一緒だ。
部屋のネームプレートを見ながら足を進めた。あ、やっぱり最上階に来て正解だった。
『失礼します。A 美香の姪です。』
バーンと効果音がつきそうな感じで手紙を差し出した。
「ああ、日本語で構わないよ。…そうか。君がAちゃんか…。
美香さんとよく似ているね。顔も、雰囲気も。」
「失礼ですが、おばとはどのようなご関係で?」
「聞いていないのか?私は美香さんの部下だったんだ。
ある時急に辞職されたと思ったら、君たちを引き取ったって聞いてねぇ……。」
まじか美香おばさんFBIだったのか。長官は懐かしそうな目でわたしを見てる。顔は少ししか変えてないから面影があるのかも。
「雰囲気がよく似ているねぇ。
あぁ、心配しなくても君が彼女の姪っ子であることは私しか知らないよ。
だから倉敷 ハクとA Aが繋がることはまずないだろう。」
そう言ってパチンとウインクをする長官。そういうことならありがたい。
「さあ、本題に移ろうか。
君をFBI捜査官にスカウトしたい。」
え!!?なんで!?しばらく雇ってくーださいって頼みにきたはずなんですけど!?ま、まあ誘われてるならいくつか条件をつけさせてもらえるのかな!?ならラッキー?なのかな??
「時期がくるまでですが、よろしくお願いします!」
「ああ、こちらこそ。しかし、ヤンチャは程々にしてくれよ?」
そう言って握手を求める長官。返事?そんなもの決まってる。
「“善処”します!!」
断言はしてないから程々以上にヤンチャをすることも可能!ふはは悪党になりたい奴が程々のヤンチャで我慢できるはずがあるまいて。
それが伝わったのか、長官は大きくため息を吐いた。
「全く。取り繕うのはやめたのか?」
「はい!どうせバレちゃうので!」
「ふっ…そうか。そんな笑顔で言われたら注意する気も失せてしまったよ。他の人の前では注意するんだよ?」
「はい!無表情でいます!」
「それがいい。では早速訓練所へ行くといい。銃を扱うのは初めてだろう?」
「そうですね!さっそく訓練所へ行ってきます。ありがとうございました!では!!」
バタンッ。
「……反対に向ったな。方向音痴なところまで似ているのか。……案内しに行こう。」
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あいな(プロフ) - mineさん» じゃあ誕生日もう直ぐなんですね!!少し早いですがおめでとうございます!! (2020年6月1日 3時) (レス) id: 81b2bfa228 (このIDを非表示/違反報告)
mine(プロフ) - マジかw夢主と誕生日一緒www嬉しい♪そして、すごい面白かったです!! (2020年5月31日 22時) (レス) id: bb35a2bcb5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - すごく面白かったです!これからどうなるのか気になります! (2020年5月16日 12時) (レス) id: 92677f67cc (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!!励みになります!ぜひまた読んでくださいね! (2020年5月13日 19時) (レス) id: 5303af059d (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 面白くて一気に読んでしまいました!笑 更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月13日 16時) (レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいな | 作成日時:2020年5月10日 1時