大悪党になるしかない【名探偵コナン】【救済】

赤井ィィィイ！！ ページ27

さて、突然だけどあれから1年も経つ。



美香’s boot camp というスパルタも良いところな教育を受けた。ずっとなんでこんなにやるんだ最近の子供怖い、なんて怯えていたけれど、なんてことはなかった。


美香おばさんがわたし達を飛び級させる気でいるっぽい。友達は相変わらずいないままだ……。



いつの時代も怖いのは大人なんだ！！



なんて年甲斐もなく大泣きしたけど、やすみつ兄ちゃんには冷たい目を向けられるし、美香おばさんには「泣いたってもうテスト受ける日決まってるからねぇ」なんて、逃げ道を思いっきり塞がれていた。



さ て は 逃 げ る っ て 分 か っ て た な



謀られた……！テストの日が例えば一週間後とかだったら一万歩譲ってまだ良しとしたんだけど、テストは明日なのだ。



そう、明日なのだ()前日なんて何を勉強すればいいかなんてわからないし、外に出て空気を吸う。



もう明日なんて来なければ良いのになんて思ってるとなんと秀吉が走って来た。後ろに赤井秀一も見える。えっ？？？



驚きすぎて固まっていると、後ろの秀一の方を見ていた秀吉がわたしに気付かず体当たりをかましてきた、って体当たり！？



わたしの体は頑丈とはいえ軽いのだ。体感的には無重力かよってくらい。だから吹っ飛ぶ。吹っ飛び吹っ飛び吹っ飛びまくって川にバシャン！！だと思った！！！



なんて日だ！！なんて厄日なんだ今日は！？！？



幸い顔は濡れていないし、眼帯も無事なようだ。しかしズボンは濡れているし染み込んできて気持ちが悪い。なんて日だ！？……言ってみたかっただけだもん……




『ご、ごめんね！？大丈夫！？』



『立てるか？弟がすまないことをした。俺は赤井秀一だ。』



『ほんとにごめんね！！僕は秀吉！僕の家、すぐそこだから良かったら寄って行って？シャワー使って？』




え、ええ〜〜めっちゃ気遣ってくれるし、英語めっちゃペラペラじゃん。に、日本人だよね？？


ここは空気を呼んで英語で話すべきか、日本語で話すべきか……というか、こんなんよくある事故だしもうさっさと帰って寝たい(13時)


よ、よし。あえて日本語で話してみるぞ……！！




「大丈夫ですよ！そんなに気にしないでください！というか、日本人ですよね……？」




めっちゃあなたたちのこと知ってるけど知らないふりをするね！？じゃないと普通に気味悪いよね！？知らないふり知らないふり……。

赤井ィィィイ！！2→←第二の故郷イギリスへ

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