大悪党になるしかない【名探偵コナン】【救済】

美人に声かけられた！？3 ページ14

「子供さん何歳？？わたし4歳！わたしと年近い？？」




もっと目をキラキラさせて聞いてみる。お友達になりたそうにするのがコツ。てか普通に欲しい。わたしにお友達は2人だけってことを忘れてはいけない。

おっと目の前が滲んできた。危ない危ない。




「6歳と3歳よ、2人とも女の子だからあなたと仲良くなれるかもしれないわね」



「」




時系列どうなっとんじゃぁぁぁぁああ！！！マジで！？！？いつ何が起こるかさっぱりなハードモードになっちゃったの！？


アッわたしっていうイレギュラーがいるせいですかねそうですかね。神ぃぃい！わたしにどうしろと！？もう知らないよ！？わたしの好きなようにやっちゃうよ！？！？




「私、ここで医師をしているの。良かったら遊びにおいで？」



「ありがとう！！」




そう言って名刺をくれた。行くよもちろん行くっきゃないでしょ。でもその前に。ずっと気になってたことを質問してみる。




「お姉さんはなんでわたしに優しくしてくれるの？」



「……」



「……」



「……」



「……」




えッ聞いちゃいけない質問でした？痛いくらいの沈黙が流れる。1秒が数分にも感じられる空気の中、エレーナさんはおもむろに口を開いた。




「……さあ。なんでかしらね」




結局はぐらかされただと……！？まあ美人なんで万事オッケーです()美人には弱いの！！たぶんこれは治らない！！でも幸せだからおっけーです




「――Aちゃん！？そんなところで何してるの！？！？」




美香おばさんが玄関のドアから慌てて駆け寄って来た。


そんなに焦ってどうし――――ってあーーー！！！今もう深夜だ！！子供がこんな時間に外出てたらそりゃ焦るわ！！急いでエレーナさんの方を向いて、




「エレーナお姉さん！！また今度ね！！」



「ええ、おやすみなさい。Aちゃん」




そう言って去って行った。今度、子供さんが明美さんと志保さんかどうか確かめてみよう。それがこのびっくり時系列のヒントになってくれたらまた嬉しいんだけどな……




「Aちゃん？どうして外に出ていたのかな〜〜？？」




……とりあえずこの人にジャンピング土下座をするところから始めよう。うん。

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