10泡 ページ10
side:智
「大野さん」
智「お待たせしました」
「いえ、どうぞ...」
ドアを開けられて俺は車に乗り込む
そのまま発進する車
とてつもなく胸騒ぎがした
それからはずっと無言の空間
ガチャ))
智「行ってきます.....」
「お気をつけて」
車を降りて、遺体安置所へ向かう
近付く度に心音が大きくなる。
そして一歩一歩、歩みを進める脚がとてつもなく重い
なんとか中まで辿り着いて案内してもらう
「こちらです...」
案内された真っ白な部屋
そこに小さなワゴンと小さな白い布
智「え...これだけ....ですか？」
俺がそう聞くと
検死官はバツが悪そうに言った
「はい....遺体の損傷がひどいため....お見せできません....それでも、見たいですか？」
智「....」
俺は思わず黙り込んだ
見たいと言えば見たい。だけれども.....怖い。
君の死を実感してしまうのがとてつもなく.....怖い
「では....」
そう言って立ち去った検死官
俺はゆっくりとワゴンに近付いて手を伸ばす
パサッ))
俺は目をつぶって白い布を取る
恐る恐る目を開けてみると...
智「っっっっっ！！！！！」
そこには、細くて、白くて...でも節が少しゴツくて....綺麗な手があった
まるで生きているかの様なその右手
俺はゴム手袋をはめて手をそっと持ち上げた
あ
これは間違い無く
翔ちゃんの手だ
だって爪の形が
ガタガタだから....
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りこ - 号泣してしまいました。翔くんの手紙のとこ、とかもー、全部泣きました！目が真っ赤ですwww (2018年3月13日 20時) (
レス) id: bbbe789c97 (このIDを非表示/違反報告)
えりんこりっく(プロフ) - えりぽんさん» うふぉぉおおお....えりぽんさんのお涙頂戴しましたww 読んで下さって有り難うございますね！ (2015年3月4日 20時) (レス) id: 134ecff031 (このIDを非表示/違反報告)
えりぽん - とっても悲しくなってしまいました！翔ちゃんの殺され方が残酷すぎて涙が止まらなかったです。でも翔ちゃんの優しさやメンバーの優しさが素晴らしかっです！ (2015年3月3日 18時) (レス) id: ba5b3eb735 (このIDを非表示/違反報告)
えりんこりっく(プロフ) - あかねこ(o･-･)さん» わかりました。では読ませて頂きますね！ (2015年1月10日 20時) (レス) id: 134ecff031 (このIDを非表示/違反報告)
えりんこりっく(プロフ) - マリーloveさん» なんでフラグ立てなきゃ行けないんでしょうね...私は皆さんに分かって頂きたいだけなのに.... ありがとうございますw私もですw (2015年1月10日 20時) (レス) id: 134ecff031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんこりっく
| 作成日時：2014年12月22日 0時
