12泡 ページ12
side:智
あ「だから、私は櫻井さんの、最後のお願いを.....叶えに来ました」
そう言ったAさんは
握りしめていたハンカチで涙を拭って
バックから何かを取り出しながら俺の元へ近付いた
スッ))
智「....え....」
目の前に差し出された
5枚の茶封筒
あ「......遺言書です」
智「っっっっ！！！！」
俺は急いでそれを受け取る
涙で歪む視界で目を凝らすと、封筒は俺らへ向けたものと、ファンへのものだった
あ「それでは...これで......」
智「あ、あのっ！！！....ぁり...がとっ...ございま....すっ」
あ「......はい」
俺が嗚咽混じりで言うと彼女はまた涙を流しながら笑顔で
『はい』と言って立ち去って行った
ガシャンッ))
俺はワゴンに掴まりながら
手紙に皺が寄らぬよう、翔くんの右手を落とさぬよう、
フラフラと立上がった
俺はそっとワゴンに右手を置く
俺を支えてくれて、いつも優しく見守ってくれた翔くんの手
こんな形で再開するとは思っても見なかった。
智「あの」
「....なんでしょう」
ずっと部屋の隅にいた検死官に俺はお願いした
智「.....翔くんの遺体を....全て見せて下さい」
「.....わかりました」
俺の目から何かを読み取ったのか、
検死官はもたれ掛かっていた壁からゆっくりと身体を起こす
「.....非常にショッキングなものです。よろしいんですね？」
検死官は俺を射るように見つめる
俺は少し後ずさりした
でも答えはもう決まっている
俺は見なくちゃ行けない。
嵐のリーダーとして、
君の親友として、
智「....はい。お願いします」
俺は決意を決めて検死官の後に続いた
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りこ - 号泣してしまいました。翔くんの手紙のとこ、とかもー、全部泣きました！目が真っ赤ですwww (2018年3月13日 20時) (
レス) id: bbbe789c97 (このIDを非表示/違反報告)
えりんこりっく(プロフ) - えりぽんさん» うふぉぉおおお....えりぽんさんのお涙頂戴しましたww 読んで下さって有り難うございますね！ (2015年3月4日 20時) (レス) id: 134ecff031 (このIDを非表示/違反報告)
えりぽん - とっても悲しくなってしまいました！翔ちゃんの殺され方が残酷すぎて涙が止まらなかったです。でも翔ちゃんの優しさやメンバーの優しさが素晴らしかっです！ (2015年3月3日 18時) (レス) id: ba5b3eb735 (このIDを非表示/違反報告)
えりんこりっく(プロフ) - あかねこ(o･-･)さん» わかりました。では読ませて頂きますね！ (2015年1月10日 20時) (レス) id: 134ecff031 (このIDを非表示/違反報告)
えりんこりっく(プロフ) - マリーloveさん» なんでフラグ立てなきゃ行けないんでしょうね...私は皆さんに分かって頂きたいだけなのに.... ありがとうございますw私もですw (2015年1月10日 20時) (レス) id: 134ecff031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんこりっく
| 作成日時：2014年12月22日 0時
