じゅうさん ページ15
「土方さん、さぼりですかィ？
しかも女性と？」
「なっ！総悟？」
私は、すすすと身を引く。
なんでこんなところに？というか顔会わせたくない！という気持ちが先行してしまう。
王子様ともう一人のイケメンはなんとも言えない雰囲気でいがみ合っている。こちらのことなど、気にせず。
なんて思っていたら、ちらりとこちらを見た王子様と目が合う。困ったように、眉を下げている。そして、口パクで
「すいやせん、うるさくて」
と、私に言う。どきりと胸が高鳴った音が聞こえてしまうんじゃないかってほど、大きい。
だめだ、そんなことしないでください。
わたしの勝手な期待がどんどん膨らんでいってしまう。好きじゃないのに、優しく微笑まないでください。そんなに気を使うような顔で私を見ないでください。
自分が自分じゃないみたいになってしまうんです。あなたがいると、
ぎゅうと服の裾を握りしめる。
「んだよ？わりーか？」
「いいえ、でも近藤さんがあんたのこと
探してやしたよ？いかなくていいんで？」
「は？お、おい、総悟
注文したもんお前が食べろ！」
それだけ慌てたように言うと、黒髪のイケメンは走り去っていく。
えっ？
ぎゅんと凄い勢いで顔をあげると、どこか気まずそうな王子様が横にとすんと腰をおろした。
「カフェモカと、季節のケーキです。
あ、そちらのお客様もカフェモカですね。」
ことんと、カフェモカとケーキが届きました。
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えだまめ - RURUさん» 続きが気になるだなんて、いってくださり嬉しい限りです！頑張って書きます！ (2019年5月15日 19時) (
レス) id: d685bda1b2 (このIDを非表示/違反報告)
えだまめ - パスタ色さん» そう言ってもらえて嬉しいです！できる限り書いていきたいと思います！ (2019年5月15日 19時) (レス) id: d685bda1b2 (このIDを非表示/違反報告)
RURU(プロフ) - 続きが気になります！ぜひぜひ書いて下さい！ (2019年5月15日 17時) (レス) id: b7492cc28b (このIDを非表示/違反報告)
パスタ色 - 本当に面白いです！続き書いてほしいです (2019年5月14日 17時) (レス) id: 97465d169a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えだまめ | 作成日時：2019年3月1日 22時
